2010/04/30

お散歩

 今日はいつもよりちょっと早起きしたので、お昼過ぎまでに家事や練習を終わらせて、午後は地元をのんびりお散歩してきました!最近すこし運動不足気味だったので、最低でも1時間は歩こうと決めて裏道ばかりを気の向くままに歩いていると、よく利用するスーパーの裏に陶芸教室があったり、遠目にしか見たことのなかった道沿いに素敵なお庭のあるお家があったり、商店街のお肉屋さんが代替わりして焼き鳥が食べれる小さな立ち飲み屋さんを始めていたり、楽しい発見がいっぱいありました!ここのところ車ばかりであんまり地元を歩いていなかったのですが、たまにはこうやって歩くのもいいかも。

 写真は散歩の途中で見かけた綺麗な猫。スラッとしていて気品がありました。昔祖母が飼っていたヨモに似ています。

2010/04/28

甘いもの大好き!

 最近のゼリーはどれも大きくて、一昔前によく見かけたものの倍以上あるような気がします。甘いもの大好きなネギはゼリーにも興味津々ですが、フルーツやゼリーは食べさせられないので、最後にちょっと残った汁を舐めさせてあげると、最後の一滴まで舐めようと頑張って、カップに顔が嵌ってしまうようです。

 写真は顔が嵌りかかっているけど頑張って汁を舐めてるネギ。カップを高い位置に持っていくと、後ろ足だけで立ち上がって舐めるほど甘いもの大好き!

2010/04/27

パンケーキ・パンケーキ・パンケーキ!

 先日インターフォンの調子が悪くなったので蓋を開けてみたところ、中が埃で汚れていたので綿棒で掃除しました。ついでに外側も綺麗にすると今度はその周りの汚れが気になってきて、結局玄関周りの細かい汚れを1時間くらいかけて掃除しました。おかげでとってもスッキリしたので、自分へのご褒美にロイヤルホストのパンケーキ食べ放題に行ってきました!

 今ロイヤルホストの一部店舗では15~18時の間パンケーキの食べ放題をやっています。普段は1皿に3枚のパンケーキが乗ってきますが、食べ放題を頼むと最初の1皿から5枚乗ってきます。どれも焼きたてでメイプルシロップもたっぷり!ロイヤルホストのパンケーキは甘すぎずフワフワで前から好きだったのですが、この企画はパンケーキファンにはたまりません!しかもおかわりは1度に5枚を限度に何度でもできて、時間いっぱいまでいられるようです。私はお昼ごはんを抜いても7枚でお腹いっぱいになりましたが、大学生の男の子だったら2桁いけるかもしれません。このイベントは6月16日で終了するようですので、気になった方はホームページでチェックしてみてください!

2010/04/25

柏餅

 あまりの気温の低さにまだ冬の終わりのように思っていましたが、気がつけばもうすぐ5月。自由業の私には特別な想い入れもないのですが、ゴールデンウィークも近づいてきて、どうりで世の中がソワソワしているわけです。

 演奏家は他の自由業の人と同じく盆暮れ構わず仕事があればいつでも働いています。さすがにジルベスターコンサート(年越し演奏会)で演奏しているのを見ると「大晦日の夜に大変そうだな~。」と思いますが、基本的にはお声がかかれば何時でも何処でも出向くので、曜日感覚もなくなり季節のイベントも忘れがちです。でも美味しいものだけは忘れずにいただきます!5月と言えば丹後の節句、柏餅とちまき。ちょっとフライング気味ですが、幡ヶ谷の老舗・ふるや古賀音庵の柏餅をいただいたので美味しくいただきました!あと残すはちまきのみ。

2010/04/24

深窓の令嬢ならぬ・・・

 うちは曇りガラスの窓が多いのですが、ネギがアクセスできる範囲で唯一普通のガラスが嵌っている窓は庭に面していて、ネギはそこからよく外を眺めています。そして知っている人が通りかかると窓越しにも聞こえるくらい大きな声で鳴くので、近所の人にもうちが猫を飼っているのは知られているようです。

 写真は庭から家の中のネギを覗いたところ。窓ガラスはかなり古いものなのか少し波打っているようで、外から見るとますます太く見えます。

2010/04/23

ドイツ・レクイエム

 まだちょっと先ですが、5月末に合唱団の定期演奏会に出演します。プログラム2曲のうち私が演奏するのはブラームスのドイツ・レクイエムだけですが、素敵なホールで午後のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 指揮はウィーンで学んだ櫻屋敷さん、ソリストの小川さんと成田さんは数々のコンクールで上位入賞されている二期会の会員、ピアノの長崎さんはフランス留学時代の友人、ガーデンプレイスクワイヤはルネサンスから現代までの宗教曲を得意とする合唱団です。


《 GARDEN PLACE CHOIR 第38回定期演奏会 》

指揮:櫻屋敷滋人
ソプラノ:小川伸子 
バリトン:成田博之
ピアノ:長崎結美(Ⅰ)
    藤田朗子(Ⅱ)
合唱:ガーデンプレイスクワイヤ

曲目:
ブラームス / ドイツ・レクイエム 作品45
 ~ブラームス自身の編曲による自筆楽譜に基づいた4手のピアノによる~ 
シェーンベルク / 「千年を三たび」 作品50A ・ 「深き淵より」 作品50B

日時:5月30日(日)15時開演(14時15分開場 14時半指揮者によるプレトーク)
会場:紀尾井ホール(102-0094 千代田区紀尾井町6番5号)
チケット:3000円(全席自由)
ご予約:紀尾井ホールチケットセンター(03-3237-0061 10時~18時 日祝休)
Mail:gpc.info-management-01@gardenplacechoir.com

 ソリストを迎えての練習はまだまだ先ですが、今から楽しみです!

2010/04/22

お鍋

 私はあまり料理に凝る方ではないので、調理器具もたいしたものは持っていないのですが、気に入っているお鍋が2つあります。ひとつは留学中にもらったフランスのHABITATというインテリアショップの大きなパスタ鍋。5人分くらいのパスタは一度に茹でることができます。もうひとつは妹カップルにもらったLE CREUSETのココット・ロンド。こちらはお料理好きの人なら誰でも知ってる鋳物ホーローのお鍋で、熱伝導率がすごく良いので煮込み料理なんかに最適です!かなり重いのでそんなにしょっちゅう使うわけではないのですが、カレーやシチューのときは絶対にこのお鍋を使います。

 ちなみに写真のお鍋の中身は明日の夕食用に仕込んだカレー。昔母に教わった牛豚合挽き肉とベーコンを使ったレシピで、最後に隠し味のお酢をちょっと加えるとコクが出てまろやかに仕上がります!

2010/04/21

日焼け止め

 今日の昼間はとても日差しが強くて、まるで初夏のようでした!暖かくなるのは嬉しいのですが、気になるのは日焼け。職業柄ドレスを着る機会も多いので、春から日焼け止めはかかせません。

 写真は左から手用、体用、顔用の日焼け止め。使い心地やSPFの度数で使い分けています。ヨーロッパでは演奏会でもあまり派手なドレスは着ないため、ほとんどが上下とも黒のシンプルなパンツルックで済んだのですが、日本の演奏会ではそういうわけにもいきません。顔や手はもちろん、うなじやデコルテにもしっかり日焼け止めを塗っておかないと、ドレスを着たときに首筋や胸元だけ焼けてるなんてことになりかねないので、夏にドレスを着るような予定が入る前から地道にケアしなくてはいけません。衣装を選ぶ楽しみはないかもしれませんが、モーニングや燕尾服と決まっている男性が羨ましい!

2010/04/20

視線の先には・・・

 先日妹の犬友達がうちに遊びに来てくれました!手前からセロのお姉さんのチョコちゃん、セロ、ミニチュアダックスのはなちゃん、トイプードルのそらちゃん。みんなセロが通っているしつけ教室のクラスメートですが、飼い主さん同士も仲良しでよく一緒に飲みにいくそうです。

 写真でみんなが見詰めているのは、もちろんおやつ!真剣な眼差しでおりこうにしています。

2010/04/19

大学いも

 今日は何の予定もなかったので、おやつに大学いもを作りました!

 前に作ったのは去年の秋でしたが、今日は前よりも美味しく感じたのでちょっと調べてみたら、さつまいもは秋に収穫してから1~2ヶ月貯蔵して水分を飛ばすと甘くなるそうなんです。つまり、今が2度目の旬。素揚げしただけのさつまいもを味見してみましたが、それだけでもとってもホクホクして美味しかったです!

2010/04/18

ハープの講習会

 前々から気になっていたバロックハープ。とうとうハープ奏者の知人が開く講習会に申し込んでしまいました!まったくの初心者だけど大丈夫なのかな?

 現在のオーケストラなどで見かけるハープにはペダルが何本もついていて、それを踏むことにより音を半音ずつ変化させることができます。私がやってみたいと思っているバロックハープはもっと昔のもので、サイズは現代のものに比べると一回り小さく、ペダルがない分半音の弦も張ってあって弦の本数がとても多く感じます。でもこれはピアノの内部と同じ構造で、ピアノの低弦を手前にしてガバっと縦に起こしたというイメージをもつと案外とっつきやすいんだとか。

 実はデュオを組んでいるテューバ奏者の橋本晋哉は、セルパンというフランスの古楽器も演奏しています。私もバロックの楽器を演奏できるようになれば、こちらでも一緒に演奏できるかも、なんて淡い期待を持っているのですが、鍵盤楽器であるチェンバロを飛び越してのバロックハープへの挑戦、慣れるには相当時間がかかりそうです。

2010/04/17

変な天気

 ここ数日は気温の上下が激しくて何を着たらいいか迷ってしまいますね。14日にはアイスランドで火山が噴火がしましたが、ヨーロッパに広がった火山灰の影響が長引けば、北半球は冷夏になるかもしれないそうです。

 寒い日には野良猫さん達も見かけません。写真はいつも一緒にいる仲良しの猫達ですが、今日みたいな日はきっとどこかで身を寄せ合って寒さをしのいでいるはず。猫達のためにも早く春らしいぽかぽかした天気になるといいな。

2010/04/16

出窓からもらうパン

 家の近所に、週のうち2日しか営業していない小さなパン屋さんがあります。パン屋さんといっても店内で自由にパンを選べるわけではなく、普通の住宅の大きな出窓にショーケースが置かれていて、品物を選んだら出窓からお金を払ってパンを受け取ります。多分そこの奥様の趣味がこうじてお店を始められたのだと思いますが、ずっと気になっていたまま買えずにいたのを、先日ようやくお店があいている時間に行くことができました!

 写真はそのパン屋さんのピザ。生地は天然酵母と北海道産小麦のはるゆたかを使っていてモチモチと甘く、トマトとチーズも素朴だけど味が濃くて美味しかったです!お店の看板にはたくさんのパンの名前が書かれていたけれど、私が行った時には売り切れていたようだったので、今度はもっと早い時間に行かないと。

2010/04/15

高みの見物

 猫は水に濡れるのが苦手ですが、ネギは結構平気なようです。自分から水の中に入ろうとまではしませんが、人がお風呂に入っているとアコーディオンカーテンの下をくぐり抜けて浴室に侵入し、大抵は出窓に座ってこちらを見物します。まだ小さくてやんちゃだった頃には、水しぶきを捕まえようとシャワーから出るお湯に前脚をつけてみたり、浴槽の縁を我が物顔で歩き回ったり、飼い主としては浴槽に落ちたり石鹸の泡を舐めてしまわないかとヒヤヒヤしたものですが、最近はちょっと離れたところで大人しくしてくれています。

 写真はお風呂上りに人が髪をかわかしているのを眺めているネギ。人間のバスタイムはネギにとっても楽しい時間のようです。

2010/04/14

SAでホッと一息

 最近の高速道路のサービスエリアは、昔に比べるととても綺麗になりましたね。お土産コーナーには珍しい地のものが並んでいたり、レストランやテイクアウトコーナーもオリジナルメニューに力を入れているようで、雑誌やテレビでの特集を見かけることも多くなりました。

 写真はそんなサービスエリアのひとつで食べたシュークリーム。シューは見た目より柔らかく、中のカスタードクリームが甘さ控えめで美味しかったです!このサービスエリアには自然食品のバイキングレストランやコーヒーショップのタリーズもあって、近所の人が買い物にこれるように一般道からもアクセスできるようになっています。歩いてくる人の中には反対方面のサービスエリアにはしごする人もいるそうです!

2010/04/13

恋の季節

 春は恋の季節です!暖かくなるにつれ、近所の野良猫さん達も騒がしくなってきました。

 写真は、まだあどけないけれど意中の彼女の後を追いかけまわしている男の子。自分よりひとまわり大きな彼女に果敢にアタックしていました。その彼女は、多分去年の今頃私が保護していた子の姉妹。いちゃいちゃするのは構わないけれど、今年はうちの敷地内に仔猫を置き去りにしませんように。

2010/04/12

増毛のおかき

 妹の彼は料理人で、よく美味しいご飯を作ってくれます。彼の専門は洋食ですが、中華も上手だしお菓子も作ってくれるので、いろんなイベントに引っ張りだこです!

 写真はそんな彼がお勧めのおかき。北海道増毛(ましけ)産の甘エビをたっぷり練りこんだ生地を軽めに揚げてあり、甘エビのすり身の燻製と一緒に袋詰めされています。結構な量が入っているのですが、食べ始めると美味しくて止りません!

 ちなみに増毛は小さな漁師町ですが、町の男性陣が作ったという「増毛の願い」という育毛剤が好評だそうです。使ってみてはいませんが、妹が仕事で増毛に寄った際にプレゼントされて、うちにも一本あります。

2010/04/11

置き去りのスピネット

 実家に置き去りのスピネット(小型のチェンバロ)。昔両親が知人から譲り受けたものですが、今では実家の地下室にしまい込んだまま、もう誰も弾く人がいません。数年前の冬に凍結した水道管が破裂して地下室全体が水没したこともあり、脚の部分がちょっと痛んできていますが、知り合いのチェンバロ奏者にメンテンナスさえすればまた演奏できるようになると言われ、自宅に引き取ろうかどうか迷っています。

 最近バロックの演奏会を聴きに行く機会が増え、私も何かバロックの楽器を勉強したいなと思っていたのですが、チェンバロにするかハープにするか悩んでいます。実家にあるスピネットを引き取れるならチェンバロでもいいのですが、持ち運べるハープも捨てがたい。あるいは、どちらもやってみる・・・?

2010/04/10

妹の演奏会

 昨日は妹の演奏会があり、私もビデオ撮影の手伝いをしてきました!

 チェリストの妹は、1年に1度のペースで友人のピアニストとデュオリサイタルを開いています。昨日はその3回目で、サン=サーンスやショパンなどフランスものを集めての演奏会でした。会場は地元だったため、古くからの知人や親戚、仕事の関係者もたくさん聴きに来てくれ、とてもアットホームなコンサートになりました!

 妹は1ヶ月ほど前に腱鞘炎を起こしていて、つい最近まで痛みがとれなかったので、最後まで弾ききれるかハラハラしましたが、なんとか無事に終わってくれて私もホッとしました。写真はいただいた花束。どれも春らしくて素敵です!この倍くらいのお菓子をいただいたので、しばらくの間ティータイムはリッチな気分に浸れそうです。

2010/04/08

ブックマーカー

 ウインドウショッピングをしていたら、素敵なブックマーカーを見つけました!毛糸玉で遊んでいる猫は真っ黒な金属製で、毛糸玉が繊細な透かしになっています。もう1つの猫のブックマーカーは銀色で、こちらも飾りのリーフが綺麗。猫がモチーフのグッズがあるとつい足を止めてしまうのですが、こうやって猫グッズが集まっていっちゃうんですね~。

 楽器のブックマーカーも細部までとてもよくできています。選んだのはクラリネットですが、他にもティンパニやテューバなど、あまり楽器グッズのデザインには使われていないものが多くて、ちょっとびっくりしました!

2010/04/07

讃岐うどん

 今日は讃岐うどんの丸亀製麺でお昼ご飯を食べてきました。妹の彼お勧めの明太釜玉うどん、卵と明太子がからみあってとっても美味しかったです!

 パリには小さな日本人街があって、そこそこの讃岐うどんも食べれたのですが、貧乏学生にとっては気楽に手が出せる値段ではなく、試験の後や重要な本番を乗り切ったときに食べれるちょっとした贅沢品でした。そんな讃岐うどん欲が高まっていた留学時代後半、香川県出身の友人が地元で人気のうどん専門グルメ誌を貸してくれ、読むほどに自分が日本にいないことを恨めしく思いながら、帰国したら本気で香川にうどん食べ歩きの旅に出ようと誓ったものでした。その誓いは帰国後5年経っても達成できていませんが、いつか必ず行きます!

2010/04/06

仲良し姉弟

 セロは沖縄県のブリーダーさんのお宅で産まれました。そこからはるばる海を渡ってうちの近所のペットショップまで運ばれてきたのですが、私がそのお店でセロを連れてお買い物をしている時に「その子、もしかして沖縄から来た子じゃないですか?」と見知らぬ女性から声をかけられました。その方も同じ年頃のチョコラブを別な支店で買ったそうで、顔がセロとそっくりだと言うのです。それでよくよくお話を聞くと、どうやら2匹は同じ時期に産まれた姉弟らしいことが分かり、引き合わせてみるとお互いを覚えていたのかとても喜んだので、それからもちょくちょく一緒に遊んでもらっています!

 写真はお姉さん犬の飼い主さんが作ってくれた卓上カレンダー。上がしっかり者のお姉さんのチョコちゃん、下にもぐりこんでいるのが甘えん坊の弟セロ。

2010/04/05

集まるグッズ

 ネギを飼い始めてから、猫がデザインされたグッズを買ったりプレゼントされるようになりましたが、妹のところも同じくラブラドールグッズが集まるようになったみたいです。写真はいただきものの黒ラブのオルゴールと、盲導犬協会で買った黄ラブと黒ラブのぬいぐるみ。セロはチョコレート色ですが、日本ではまだあまり多くない毛色なので、チョコラブのグッズは探してもなかなか見つかりません。あったらかわいいと思うんだけどな~。

2010/04/04

一人カラオケ状態

 チョコラブのセロは、チェロだけでなくピアノの音も好きなようで、私がピアノの蓋を開けると「弾くの?ピアノ弾くの?」とキラキラした瞳で熱い視線を送ってきます。さらに譜面台を立てて楽譜をセッティングすると、すかさず私の脚の下にもぐりこんで、弾き始めるとごろんと横になったまま一人カラオケ状態に突入します。

 このセロの熱唱、最初はただ吠えているようにしか聞こえなかったのですが、だんだんと遠吠えのようになってきて、最近では何となく音程を合せてきているような気さえします。しかもびっくりなのは、クライマックスに向かって和声的に盛り上がっていくほどセロの興奮も増していって、それが初めて聞いた曲でもすぐに理解できるようだということ。もしかして音量が大きくなると興奮するのかもと思って、試しに全体的に静かだけど和声的に入り組んだ曲を弾いてみましたが、やはりクライマックスで一番張り切って歌っていました。

 これをやられると全然ピアノの音が聞こえないのが困りものですが、あまりの歌いっぷりに聞き惚れることも。昔はセロが歌い始めると叱っていたのですが、最近はあきらめてアンサンブルするつもりで弾いています。特に今弾いているドイツレクイエムはお気に入りのようです!

2010/04/03

個人的ブラームスイヤー

 今年はショパンとシューマンの生誕200年にあたります。他にマーラーが生誕150年、武満徹が生誕80年、ブーレーズが85歳を迎える年でもあり、アニバーサリーイヤーでクローズアップされた作曲家の作品が取り上げられる機会が増えます。そんな中、個人的にはブラームスイヤーの予感。

 ここ数年の演奏曲目を振り返ると、私の意志とは関係なく一人の作曲家の曲を演奏する機会が集中する時期があり、今年はなぜかブラームスを中心としたドイツものが多い気がします。今弾いているのはブラームスのドイツレクイエム。これはソプラノ・バリトンソロとオーケストラ・合唱による宗教曲で、このオケ部分をピアノ用に編曲したものを練習しているのですが、全部で約70分もあり譜読みも一苦労です。でも素晴らしい曲!ここのところ演奏していた最晩年の曲に比べると、若くエネルギッシュで、ちょうど私と同じくらいの年齢に書き上げられた作品に共感する部分がたくさんあります。
 
 仕事が忙しい時期には、自分のために練習する時間がなかなかとれないのですが、今年は時間を作ってブラームスのピアノソロのさらい直しと、できれば歌曲の研究をしたいと思います。

2010/04/02

 パリの冬は寒いのはもちろん、朝が暗いのがかなり精神的にこたえました。ラッシュアワーの8時代は真夜中のようで、9時頃にようやく空が明るくなるのですが、冬の朝には「もうこんなところにはいたくない!」と何度思ったことでしょう。パリで生活したのは6年間でしたが、その間に春を待ちわびる気持ちが強くなったのは言うまでもありません。

 先日大学時代によく通った桜並木を見に行きました。実はここは墓地で普段からあまり人気もないのですが、桜の樹はどれも古く立派で、人の頭の高さまで花をいっぱいつけた枝が張っているところもあり、香りも色も心行くまで楽しみました!たまーにお花見の準備をしている若い人達を見かけましたが、きっと私の大学の後輩達です。

2010/04/01

光陰矢のごとし

 先日のライブには、何年も前に教えていた生徒さんが聴きに来てくれました!私のところに通っていた頃はまだ中学生で、音楽高校のフルート科受験の為に副科ピアノとソルフェージュを教えていたのですが、今では大学生になりすっかり大人っぽくなっていました。歳をとるごとに時間の感覚は速くなっていくと聞きますが、本当ですね。これからどんどん加速することを考えると、体力があるうちにたくさん難曲を弾いておかなくてはと思います。Le temps file comme une flèche(光陰矢のごとし)!

 写真はその生徒さんがプレゼントしてくれた花かご。彼女のように優しい雰囲気のピンクでまとめられています。