2010/05/18

演技派2

 数日前にセロが迫真の演技で呼吸困難のふりをしていましたが、実は彼には前科があります。

 まだ仔犬の頃、しつけ教室のパピークラスで先生が説明をしているのを生徒達が輪になって聞いていた時でした。隣にいた子にちょっかいを出されたわけでもないのに、セロはいきなり「キャイン!」とないて、部屋の真ん中に前脚を引きずりながら出てきたのです。そして皆の中心で「脚が痛いよ、ほら、ほら。」とひきずっていた脚を上げてそこにいた全員の注意をひいたのです。もちろん私達は慌てて調べたのですが、触っても痛がらないし外傷もなく「どうしたんだろう?」と思っていると、「さてはセロ君、仮病だな?」と先生。さかのぼること数日前、遊んでいる最中に脚をひっかけたセロが「キャン!」とないたことがありました。そのとき周りにちやほやされたのを覚えていて、注目を浴びたくて痛いふりをしたらしいのです。

 すっかり気が抜けた私達は呆れてものも言えませんでしたが、本人は「バレちゃった。テヘヘ。」という感じで悪びれた様子もなく、人の子と同じできちんと育てないと大変だと思った一件でした。

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