2010/06/28

究極のベッド

 先日何気なくアマゾンの箱を床に置いておいたら、ネギが興味津々で匂いをかいでいました。これはもしやお気に入りの予感かと、いつも寝ているところに置いてあげたら、恐る恐る箱に入ってしばらくあーでもないこーでもないとポジション決めをしていました。その後ふたたび見かけた時には、すでにこのフィット感!究極のネギ用ベッドに出会えた気がします。

 今までネギには布製のハウス型ベッド、オープンタイプのベッド、ふわふわのマットなどいろいろ試してきましたが、どれも気に入らなかったようで全然使ってくれませんでした。それがアマゾンの箱にこんなにしっくりくるなんて。今度アマゾンでお買い物したら、二階の踊り場にも箱を置いてあげなくちゃ!

2010/06/26

本日experiment

 7月5日の演奏会に向け、本日15時半よりプレレクチャーを行います。内容は橋本晋哉によるテューバ・セルパンの現代奏法についてですが、まだテューバ・セルパンの新曲の楽譜は、川島作品のデュオがスコアで1ページしか届いていないので、新作の奏法について解説できるかは約束できません。多分その場で楽譜の断片を渡されるのでしょうけれど、演奏できるかどうかは楽譜の見た目次第です。

 ところで、新曲のタイトルが決まったり、新たに加わった作品などもあるため、再度詳細をお知らせしたいと思います。


eX.14
《 DUO TRANSPNEUMA plays Kawashima & Yamane 》

作曲・企画:川島素晴・山根明季子
演奏:DUO TRANSPNEUMA(テューバ・セルパン:橋本晋哉&ピアノ:藤田朗子)

曲目:
山根明季子 / ケミカルロリイタ改訂版(テューバ+ピアノ/2008)
          Dots Collection No.07(ピアノソロ/2010/初演)
          Dots Collection No.02(声+器楽/2007)
          光を放射するオブジェα(セルパンソロ/2010/初演)
          Exhibition No.01~03(2010/初演)
川島素晴 / ピアノのためのポリ・エチュード
         ~「ポリスマン」「トランポリン」「ポリポリフォニー」(2001~07)
         ~「ノンポリ」(2010/初演)
        6本のヴァルヴを持つF管テューバのためのエチュード(2010/初演)
        蛇遣い(セルパン+ピアノ/2010/初演)

日時:7月5日(月)19時開演(18時半開場)
会場:杉並公会堂 小ホール(167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)
チケット:当日3000円 前売り2500円(全席自由)
お問い合わせ:eX.事務局(090-9842-1982)
Mail:actionmusic@ktj.biglobe.ne.jp
Web:http://www.komp.jp

experiment(プレレクチャー)
日時:6月26日(土) 15時半-18時
会場:STUDIO1619 グリーンStudio(176-0002 東京都練馬区桜台1-27-1)
入場料:500円(先着20名 予約優先入場制)

 作曲家のお二人も山根作品「Exhibition」のみ出演いたします。

2010/06/24

一昨日の演奏会

 一昨日はフルート奏者の田中桂子さんのリサイタルでした!いろいろと反省点もありましたが、一番の目標としていたシューベルトは、音楽的には納得のいく出来だったと思います。案外難しかったのはモーツァルトで、シンプルな分奏者がどうにかしなくてはならず、合わせの段階で試行錯誤したことがお客様に自然に聴こえていればいいなと思っています。

 実は先週の頭にちょっと体調を崩していたのですが、本番も近いからと無理をしたのがたたったのか、本番の後にもまた体調を崩してしまいました。私の場合は大抵眼精疲労から来るめまいや頭痛が多いのですが、こうなってしまったら安静にしている他はありません。でもそんな飼い主の状態は一向に構わないネギ。

 少し前に比べて大分大人っぽくなってきましたが、袋を見つけては中で暴れてご満悦の様子。袋の持ち手が紐だったりすると大興奮です。少しは飼い主のこと気遣ってほしいものです。

2010/06/21

安眠

 7月5日の演奏会まで2週間となりましたが、未だに新曲の楽譜は届かず。ハラハラしてもしょうがないので、とにかく体力を温存するとかストレスをためないようにするとか、できることだけやっています。

 私が本番前に気をつけているのは睡眠。不安がつきまとう本番の前にはどうしても眠りが浅くなりがちなのですが、ちゃんと眠れないと前日の疲労が腕に溜まって思うように演奏できません。これからの時期はきちんと蚊対策もしないと、貴重な睡眠時間を奪われることになってしまうので、部屋の四隅にスプレーするだけで8時間蚊を寄せ付けないという、写真の防虫スプレーを使ってみることにしました。使ったのはまだ1日だけですが、昨晩はおかげでぐっすり眠れました!この夏はこれを使って安眠を獲得しつつ、余裕を持って本番を迎えたいものです。

2010/06/20

ハッカ油

 先日見つけたハッカ油。大さじ2杯ほどのハッカ油をお風呂に入れて入浴すると、凍えるかと思うほど身体が冷えるという話を聞いたことがありますが、「飲み物などには爪楊枝の先にハッカ油をとって入れてください」というパッケージの注意書きを読んでも、相当メントールが強いことが伺えます。これは山登りが趣味の方へのプレゼント用で、自分ではまだ使ったことがありませんが、おしぼりなどに塗布すると涼しくて気持ちよさそう!

 さて、前から調子の悪かったピアノ室のクーラーですが、今朝完全に壊れてしまいました。新しいものに取り替えるためにはまずグランドピアノを移動させなくてはならず、7月5日の本番が終わるまでは手配もできなさそうなので、それまでの練習に自分用のハッカ油も買っておくべきだったと後悔しきり。とりあえず扇風機でも買いにいこうかな。

2010/06/19

美味しそうなものを目の前にすると・・・

 今日は美味しいカレーを食べてきました!皆さんにもご紹介しようと思ってデジカメも持参したのに、いつもお料理が運ばれてくると写真を撮るのを忘れてしまいます。今日も気がついた時にはきれいに平らげたあとでした。

 しょうがないので以前食べたアフォガートをご紹介。アフォガートとはイタリアのデザートで、ヴァニラアイスにエスプレッソコーヒーをかけていただきます。これを知ったのは帰国後ですが、最初に食べたときは美味しくて感激しました!パリにもそこそこのイタリアンがあって、お料理もデザートもいろいろ試しましたが、アフォガートは見たことがありませんでした。日本で食べるものはどれも本格的で美味しく、帰国してからは太る一方です。

2010/06/18

初合わせ

 今日は22日の演奏会の初合わせでした。学生の頃は本番までに何度も合わせの時間をとって、1ヶ月以上前から一緒に練習するのも当たり前でしたが、今では大体の場合事前の合わせは2回で済ませます。なので、1回目の合わせでは自分のパートは完璧、相手のパートもほぼ把握していて、お互いの呼吸や音楽の方向性を確認するくらいしかしません。そして2回目までに調整して、あとは本番前のステージリハーサルで響きやバランスをチェックします。どんなに経験豊富な演奏家でも本番では緊張するし、あらかじめ約束していたことがすっとんでしまうときもあるので、事前にあんまり細かいことは決めません。その都度相手の呼吸を読みながら、リードする時もあれば助けてもらうこともあって、室内楽はその丁々発止が楽しいんです!

 現代曲の演奏会では、合わせがしたくてもできない、なんてこともあります。その一番の原因は新作の出来上がりが遅いこと。7月5日の演奏会も例外ではありません。ようやく昨日ピアノソロの作品が1曲届きました。大体作曲家と演奏家が知り合いの場合、作曲家は「これくらいの時間があれば譜読みできるだろう」と計算しながら締め切りをオーバーしてくるのですが、その目論見が外れることもあるわけで、早く楽譜くださいっ!!!

 写真は7月5日の演奏会で使う小道具。現代音楽を演奏していると結構吹くことあります、ホイッスル。

2010/06/17

化け猫

 ここのところすっかり暑くなりましたね。暑い時はアイスと怪談!数日前に知人が体験したとっても怖い話を聞いたのですが、一人でいるとその話を思い出してしまい、しばらくはクーラーいらずです。

 私も一度だけ小さい頃に不思議な体験をしたことがあります。その日は珍しく両親の寝室で父と一緒に寝たのですが、全然眠れず暇をもてあました私は布団の上に座っていました。隣の部屋にはまだ母が起きていて、ドアの曇りガラスから漏れる明かりで室内は結構明るかったと思います。ふと見ると自分の真正面、30cmほど離れた闇に緑色の猫の目が光っていました。私は祖母の飼っているヨモを両親が私にだまって預かったのかと思って、何の違和感も感じずにしばらく見つめていたのですが、それまで私の目を見ていた猫の目がふと視線を下に落としたと思ったら、パジャマがめくれて出ていたおへその辺りを何かがふわっと触ったのです。その瞬間私はものすごい恐怖に襲われて、すぐさま布団の中にもぐり、30分ほどはそのまま動けませんでした。しばらくして恐る恐る外に出てみると、もう猫の目は見えず、いつの間にか隣室の明かりも消えて真っ暗になっていました。

 翌朝になって両親に猫を預からなかった尋ねましたが、その家は借家で一度もペットを預かったことはないし、その日も預かっていなかったそうです。私はいろんな人に事の顛末を話しましたが誰にも信じてもらえず、そのまますっかり忘れていたのですが、ついさっきネギを見ていて思い出しました。
 
 で、思い出させてくれたネギの写真。電灯辺りを飛び回っている羽虫を狙っていて、瞳孔が縦に細くなって化け猫っぽいです。闇に浮かんでいた猫の目はまさにこんな感じでした。

2010/06/16

弟、かな?

 先日セロを買ったペットショップを覗いたら、沖縄のブリーダーさんから仕入れたというチョコラブの男の子がいました!まだ3ヶ月でしたがむっちりしてとっても元気で、ラブラドールにしては長い耳とか細い尻尾がセロに似ていました。もしかしたらセロの弟かもしれません。その子がどんな方の家族になるのか分かりませんが、またあのペットショップで会えたらいいな~!

 写真はお昼寝中のセロ。かなり細身で身体が柔らかく、軟体動物のようにくねくねとした格好をしている時があります。大きい耳とちょっと臆病なところが「ムーミン」に出てくるスニフに似ている、と勝手に思っています。

2010/06/14

ゴシックハープ

 先週末にヒストリカルハープの講習会を受けてきました!講師は、古楽アンサンブル・アントネッロで大活躍されているチェンバロ・ヒストリカルハープ奏者の西山まりえ先生。受講生には音楽を本業としている人もそうでない人もいて、各自楽器を持ち寄ってレッスンやアンサンブルなどを楽しみました。私はまったくの初心者で楽器も持っていないため、26弦のゴシックハープをお借りしました!

 受講生が持ち寄った楽器には、片手で抱えられるような小さなものから、オーケストラで使用されるグランドハープより少し小さいくらいのダブルハープ(弦が2列に張られているハープ)まであり、上級者は先生のトリプルハープ(弦が3列に張られているハープ)をお借りし、小さなサウンドボックスの上に弦を横に張り鳥の羽で弦をかき鳴らすプサルテリーというハープの仲間も参加して、2日間の講習会の最後には全員での合奏とソロの発表会までありました。

 写真はお借りしたゴシックハープ。小型で持ち歩けて便利ですが、大きなハープのように楽器を地面に設置するだけの長さがないため、左足の膝を曲げてふくらはぎの上に楽器を乗せ、右足で固定し、軽く右肩に当てて支えます。私は割りとすんなりこのポーズができたのですが、かなり不自然な格好なので、慣れないうちは長時間練習すると肩や腰が痛くなるそうです。

 それにしてもハープは面白い!いつもはキーを押してからハンマーが弦をたたくまでいくつものアクションがあるピアノを演奏しているので、直接弦に触れて指先のちょっとした動きであんなにも音色が変わるハープを演奏すると、なんだか自分の全てが生々しく音に反映されて、少し怖い気すらします。

2010/06/11

薄紅色

 先日芍薬の花を見ようと庭に下りたら、隣に植えてある桜の花びらがあたり一面に散らばっていて、まるでそこの一角だけ世界が薄紅色に染まったかのようでした。妹の携帯のカメラで撮った芍薬は薄紫に見えたのですが、実際には淡いピンクで、亡くなった祖母が日中過ごしていた部屋からは、春になるとこんな色合いの庭が見えていたんだと思いました。それにしてもこの時期に桜が散るなんて、さすが北国!

2010/06/10

ライラック

 今日は久しぶりに地元のオーケストラの演奏会を聴いてきました。プログラムはロシアと北欧の作曲家の作品だけ、その中でもあまり演奏される機会のない隠れた名曲を取り上げていて、北国の凍てつくような景色とそこに住む人々の熱い情熱を思い起こさせるような素敵な曲を堪能してきました!

 今日の演奏会のホールは広い公園の中にあって、終演後に建物を出ると、ホールの灯りに慣れた目には周りは真っ暗闇に見えます。そんな中ふと香ってきたのがライラックの花。ライラックは今日のコンサートでも演奏されていたラフマニノフの大好きな花だったそうです。日本人にとって桜が春を告げる花であるように、ロシアではライラックが春の象徴だそうで、ラフマニノフはライラックという歌曲を書き、さらにそれをピアノソロ用にもアレンジしています。ライラックの香りのように甘く美しい旋律で始まり、私も何度か演奏していますがお客様にはとても喜んでもらえます。

 写真は実家のライラック。この樹の花は青に近い淡い紫ですが、白や濃い赤紫の花をつける樹もあって、色のバリエーションは紫陽花に似ています。

2010/06/09

生地なしキッシュ

 以前妹の彼が作ってくれた卵料理。お昼ご飯に何を食べようか迷っていたら、彼が冷蔵庫にあるものでパパッと作ってくれました!こんな風にお料理のできる人って尊敬しちゃいます。彼はプロだから当たり前なのかもしれないけれど、男性なら尚のことかっこいい!

 彼はこのお料理を「生地なしキッシュ」と呼んでいましたが、なんとなくフランにも似ています。フランとはフランスの卵を使った蒸し料理の総称で、デザートとお惣菜があります。デザートのフランはプリン、お惣菜のフランは洋風茶碗蒸しといった感じ。彼の作ってくれた料理は焼いてあるので正式な意味でのフランではありませんが、火の通り具合が絶妙でフルフルとした仕上がりでした!出来立ての熱々も冷やしたものもとても美味しかったです!

2010/06/08

しぼめる花

 ここのところ22日の演奏会用に資料集めをしていて、シューベルトの「しぼめる花の主題による序奏と変奏」のテーマとなっている歌曲の音源を何種類か聴きました。

 この曲はヴィルヘルム・ミュラーの詩による「美しき水車小屋の娘」という全20曲からなる歌曲集の第18曲目。内容は悲恋物語で、恋の叶わなかった青年は最後に自殺してしまうのですが、「しぼめる花」はまさに自殺直前の絶望とあきらめの心境を歌っています。

 実は変奏曲の中で最初にこの歌曲のテーマを演奏するのは、フルートではなくてピアノです。ピアノが歌手パートとピアノ伴奏パート両方を演奏するのですが、ただでさえ素晴らしい歌曲を、器楽で、しかも一人で、原曲に引けをとらない演奏にするのは至難の業です。あの素晴らしい歌曲に近づくにはどうしたらいいのか、あと2週間あるので試行錯誤してみようと思います。

 写真は庭に咲いていた花。青年が恋する人にもらって、しおれてもなお大切にしていた花は、こんな感じの可憐な花だったのではないかと思います。

2010/06/07

狩猟本能

 最近のネギのお気に入りの場所は階段の踊り場。陽が当たる場所に大好きなダンボール箱を置いてあげたら、その上で日がな一日ぼんやりしています。

 先日のこと。その日もネギは踊り場のダンボール箱の上でまどろんでいたのですが、窓を開けると側の木の梢で雀が数羽さえずっていました。それまでぼんやりしていたネギはすぐさま身を乗り出して雀を観察しだしたのですが、しばらくして様子を見に行くと、雀と私の顔を何度も見比べながら、私に向かってウニャウニャ言い出したのです。どうやら「あれで遊びたい!あれ獲ってきて!」的なことを訴えていたようなのですが、普通猫なら本能的に自分で捕まえようとするのではないでしょうか?少なくとも姿勢を低くして狙いを定める猫科の行動くらい出ると思うのですが・・・。

 昨年保護したさつきちゃんは、まだ生後1ヶ月くらいの時でも、遊んであげると獲物をロックオンした時に出す猫特有のチチチという声を出していました。それに比べてネギは野性味が抜けているというか現代っ子というか、もしかしたら自分も人間だと思っているのかもしれません。だとしたらもうちょっと言うこと聞いてくれてもいいのに!

2010/06/06

暑くなると・・・

 暑くなると食べたくなるのが冷やし中華。ですが、今年は冷やし中華の前にこれを食べました!冷やし坦々麺!冷やすと油っぽくなるかと思いましたが全然そんなことはなく、「ザーサイがあいそう」と思ったらちゃんとスープに入っていました。後味が結構辛くて、今年は冷やし中華よりもこちらにお世話になりそうです!

2010/06/05

デュオ・トランスプネウマ

 来月初旬、作曲家の川島素晴さんと山根明季子さんが企画するeX.(エクスドット)シリーズに、デュオ・トランスプネウマとして出演します。

 eX.は実験性・体験性を重視した通常のライブに加え、experiment(実験)と称するレクチャーを併催し、多角的に掘り下げることをテーマとして、これまでにも数多くの企画を行っています。今回のexperimentでは、相方の橋本晋哉がテューバとセルパン(フランスの古楽器)の現代奏法についてガイダンスを行います。


eX.14
《 DUO TRANSPNEUMA plays Kawashima & Yamane 》


作曲・企画:川島素晴・山根明季子
演奏:DUO TRANSPNEUMA(テューバ・セルパン:橋本晋哉&ピアノ:藤田朗子)

曲目:
山根明季子 / ケミカルロリイタ(テューバ+ピアノ/2008)
          Dots Collection No.07(ピアノソロ/2010/初演)
          Dots Collection No.02(声+器楽/2007)
          セルパンとピアノのための新作(2010/初演)
川島素晴 / ピアノのためのポリ・エチュード
         ~「ポリスマン」「トランポリン」「ポリポリフォニー」(2001~07)
         ~「ノンポリ」(2010/初演)
        チューバ独奏のための新作(2010/初演)
        セルパンとピアノのための新作(2010/初演)

日時:7月5日(月)19時開演(18時半開場)
会場:杉並公会堂 小ホール(167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)
チケット:当日3000円 前売り2500円(全席自由)
お問い合わせ:eX.事務局(090-9842-1982)
Mail:actionmusic@ktj.biglobe.ne.jp
Web:http://www.komp.jp

experiment(プレレクチャー)
日時:6月26日(土) 15時半-18時
会場:STUDIO1619 グリーンStudio(176-0002 東京都練馬区桜台1-27-1)
入場料:500円(先着20名 予約優先入場制)

 このお二人の作風はいわゆる難しい現代曲とはちょっと違います。パフォーマンス的な要素を含んでいる作品もあり、奏者には演技力も求められるため、しっかりと楽譜が頭に入っていないと演奏も演技も中途半端になってしまいます。演技に関してちょびっと不安がないわけではありませんが、全力でぶつかるのみです!

2010/06/04

実家の芍薬

 妹が送ってくれた実家の庭の芍薬の写真。最近は帰省してもゆっくり庭を眺める時間もないので、芍薬が植えられていたこともすっかり忘れていましたが、こんなに綺麗に咲いていたのを今まで見逃していたなんて!

 実家の庭は亡き祖母が生前とても大切にしていて、今でも祖母が植えた木々が元気に成長しています。手入れが大変だからと砂利をしいてしまったところも以前は芝生で、夏休みの課題の写生をしたりバーベキューをしたり、私にとって晴れた日の庭は子供時代の幸せの象徴のようなものでした。

 上京してから留学中もずっと庭には縁遠い生活をしていましたが、留学から帰ってまた緑に囲まれた生活に戻れて幸せです!しかも元々は犬派の私が、祖母が好きだった猫を飼うことになるなんて、私のことをとてもかわいがってくれた祖母が側にいてくれるような気がします。

2010/06/03

袋とか箱とか

 多くの猫がそうであるように、ネギも袋が大好きです。とりあえずは中に入ってみて、袋の持ち手が紐だったりすると大興奮です。その日一日は袋で遊べる感じ。ダンボール箱も好きで、どんなに気持ちよさそうなベッドを用意しても見向きもしないのに、ダンボール箱があると中に入ってみたり上で寝てみたり、たまには爪とぎをしたりします。

 写真でネギが入っているのは口福堂のドラ焼きが入っていた紙袋。きっとネギは袋の中味も大好きだろうけれど、ちょっともったいなくてあげられないので、袋だけあげました。もちろん中味は私が美味しくいただきました!

2010/06/02

マナー

 昨日はオンド・マルトノのライブに出演してきました。会場はクラシックからジャズまで幅広いジャンルのコンサートが開かれるライブハウスで、ピアノの調律は毎日入るわけではありませんが、昨日はまあまあの状態。そこで演奏する場合ピアノに関しては高望みできないのですが、今回はラッキーでした!

 ところで、昨日のお客様に演奏中にも写真を撮っている方がいました。オンド・マルトノはとても美しい楽器で、その見た目が好きという方もたくさんいらっしゃいます。それでなくても珍しい楽器なので多くの方が写真を撮りたがるのですが、やはり個人の持ち物なので、持ち主に「撮影してもいいですか?」と尋ねるのが礼儀だと思いますし、ましてや演奏中の撮影はシャッター音を消していても気が散るものです。録音・録画・写真撮影は本来主催者だけに許されているもので、例えば私達音楽家は練習で録音する場合にも共演者に了解をとりますし、それを無断で使用することは絶対にしません。昨日のお客様が写真を悪用するつもりはなく個人の楽しみのためだけに撮影をしたのだとしても、マナーを守って皆が気持ちよく音楽に浸っていただける環境作りにご協力いただければと思います。

2010/06/01

追記

 昨日の記事を見たガーデン・プレイス・クワイヤの団員さんから本番中の写真をいただきました!ソリストの小川さん以外みんな黒の衣装なので分かりづらいかもしれませんが、ピアノ2台が指揮者と合唱団の間に縦に並んでいます。ピアノはスタインウェイのフルコンで2M70cmほどあったため、指揮台がピアノの尻尾の間に入り込んで設置され、指揮も合唱もとても近い!まるで背中に合唱という大きな翼をもらって指揮のパワーを真正面から受けるような、リッチな経験ができました!

 ソリストの小川さんのドレスは淡いベージュで、とても素敵でした!レクイエムとは鎮魂歌のことで、小川さんは当初黒っぽい方がいいだろうと紺色のドレスを用意されていたそうですが、指揮者からの要請があって明るめの色に変更したそうです。ブラームスのドイツレクイエムは、死者に対してではなく、残された生きている人々を慰めるために書かれた曲なので、櫻屋敷さんにはそういう意図があったのかもしれません。