2012/09/28

声楽ブース詳細プログラム決定!

 ここ数日、久しぶりにまとまった休みがとれたのでのんびりしていますが、急に秋らしく過ごしやすい気温になったので、ここぞとばかりに譜読みしています!楽譜を読んで手に馴染むまでさらうのは気力や体力がいることなので、あまり暑かったり寒かったりすると捗りません。個人差もあるようですが、私にとっては春と秋が譜読みのベストシーズンです。

 さて、気がつけば1週間後に迫った南千住ぶらり下町音楽祭。共演の岡田さんは関西にお住まいなので、合わせは来週半ばからドドッとまとめてやってしまいます。今はそのための資料を研究中というところ。声楽ブースの詳細プログラムも決定しましたので、お知らせいたしますね。今回も日本歌曲からオペラまで、ヴァラエティーに富んでいます!

《 第2回 南千住ぶらり下町音楽祭 》

〈クラリネット〉
  山根孝司(クラリネット)・大宅さおり(ピアノ)
〈邦楽 ~東北支援~〉
  朝倉盛企・山中裕史(津軽三味線)
〈バロック〉
  浅井愛(リコーダー)・長久真実子(チェンバロ)
〈声楽〉
  吉川真澄(ソプラノ)・岡田健太郎(バリトン)・藤田朗子(ピアノ)
〈バグパイプ〉
  近藤治夫(バグパイプ)
音楽ディレクター:渡辺佳代子


【声楽ブースのプログラム】

〈岡田健太郎さんのソロ〉
草川信/夕焼け小焼け
佐々木すぐる/月の砂漠
大場陽子/ゆきむすび
トスティ/悲しみ
ベッリーニ/優雅な月よ
ドナウディ/ああ愛する人の

〈吉川真澄さんのソロ〉
渡辺茂/たきび
服部良一/蘇州夜曲
本居長世/七つの子
シューベルト/鱒
ヴォルフ/見捨てられた娘
R・シュトラウス/なにも
ロッシーニ/アラゴネーズ

〈二重唱〉
中山晋平/しゃぼん玉・砂山
モーツァルト/オペラ「フィガロの結婚」より
          「憎いぞ!なぜこれまで私をこのように焦らしおった?」
         オペラ「魔笛」より「恋を知るほどの男の方々は」
         オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」


日時:10月6日(土)
    〈第1回公演〉          13時30分~14時
    〈第2回公演〉          14時30分~15時
    〈第3回公演〉          15時30分~16時
    〈クロージングコンサート〉   16時30分~17時(西光寺のみ)
会場:南千住の5会場
    〈クラリネット〉         南千住第二中学校(荒川区南千住7-25-1)
    〈邦楽 ~東北支援~〉   犬竹魚店(荒川区南千住5-36-13)   
    〈バロック〉           大黒湯(荒川区南千住5-23-14)
    〈声楽〉             西光寺(荒川区南千住5-16-19)
    〈バグパイプ〉         南千住駅前ロータリー(荒川区南千住7-1)
チケット:前売りフリーパス1800円/フリーパス2000円
      1会場券1000円/ペアチケット3600円
      小学生以下は無料です。
      ただし定員を超える場合はチケットをお持ちの方を優先します。
チケット販売:公益財団法人 荒川区地域振興公社 (03-3802-7111)
         BARBER'S SHOP AB (03-3802-2051)
         野田屋酒店森谷 (03-3801-6650)
         犬竹魚店 (03-3801-5223)
お問い合わせ・お申し込み:info@senju-sumidagawa.org

 昨年と同じく、どの回でどのプログラムを演奏するかは当日蓋を開けてみないとわかりませんが、それもお祭りみたいで楽しいですよね!今回は日本歌曲のお洒落なアレンジも聴き所です!

2012/09/18

だら~ん

 先日我が家にはリフォームが入りました。その際部屋にあった本を適当な段ボール箱に詰めて、リフォーム後も戻す暇なく置いていたのですが、どうやら段ボールフェチのネギが気に入ったらしく、ここのところ日中はその箱の上で寝ています。

 で、しどけなく後ろ脚をなげだすネギさん。なんと見事なだらけっぷり!あーもう、私も猫になって日がな一日だらだらしたい!陽の入る明るい部屋でまったりお昼寝したい!それで飼い主さんに撫でられたりちやほやされたり遊んでもらえるなんて、うらやましーい!

2012/09/14

今年も南千住をぶらりとしてみませんか?

 9月はコンクールの伴奏が多くて表舞台に立つような本番はありませんが、10月に入ってすぐの本番はこれ!昨年に引き続き南千住ぶらり下町音楽祭に参加させていただきます!

 ぶらり下町音楽祭とは、もともと墨田区で行われていた小さな音楽祭でしたが、下町の商店や学校などを会場とした地域密着型のスタイルが話題となり、今ではテレビなどのメディアでも取り上げられるようになりました。その墨田ぶらり下町音楽祭の姉妹企画として昨年からスタートしたのが当音楽祭。昨年は南千住のコツ通り商店街付近を会場としていましたが、今年はもうちょっとエリアを拡大して南千住駅付近でもいろいろ聴けちゃいます!

《 第2回 南千住ぶらり下町音楽祭 》

〈クラリネット〉
  山根孝司(クラリネット)・大宅さおり(ピアノ)
〈邦楽 ~東北支援~〉
  朝倉盛企・山中裕史(津軽三味線)
〈バロック〉
  浅井愛(リコーダー)・長久真実子(チェンバロ)
〈声楽〉
  吉川真澄(ソプラノ)・岡田健太郎(バリトン)・藤田朗子(ピアノ)
〈バグパイプ〉
  近藤治夫(バグパイプ)
音楽ディレクター:渡辺佳代子

日時:10月6日(土)
    〈第1回公演〉          13時30分~14時
    〈第2回公演〉          14時30分~15時
    〈第3回公演〉          15時30分~16時
    〈クロージングコンサート〉   16時30分~17時(西光寺のみ)
会場:南千住の5会場
    〈クラリネット〉         南千住第二中学校(荒川区南千住7-25-1)
    〈邦楽 ~東北支援~〉   犬竹魚店(荒川区南千住5-36-13)   
    〈バロック〉           大黒湯(荒川区南千住5-23-14)
    〈声楽〉             西光寺(荒川区南千住5-16-19)
    〈バグパイプ〉         南千住駅前ロータリー(荒川区南千住7-1)
チケット:前売りフリーパス1800円/フリーパス2000円
      1会場券1000円/ペアチケット3600円
      小学生以下は無料です。
      ただし定員を超える場合はチケットをお持ちの方を優先します。
チケット販売:公益財団法人 荒川区地域振興公社 (03-3802-7111)
         BARBER'S SHOP AB (03-3802-2051)
         野田屋酒店森谷 (03-3801-6650)
         犬竹魚店 (03-3801-5223)
お問い合わせ・お申し込み:info@senju-sumidagawa.org

 私が担当するのは、昨年と同じく声楽ブースです!こちらの詳しいプログラムなどは、また後日お知らせいたします。

 なお、当日の会場整理などはボランティアの方々が担当してくださるのですが、なんと言ってもそのアットホームな雰囲気が当音楽祭の魅力だと思います!今年もまだ募集中とのことですので、もし「やってみようかな?」と思われる方がいらっしゃいましたら、NPO法人千住すみだ川(info@senju-sumidagawa.org)までご連絡ください!

2012/09/12

ロシア版クマのプーさんとかチェブラーシカとか

 先日YouTubeで「ロシア版クマのプーさん」なるアニメを見ました。ロシア語のミュージカル仕立てで、原作ともディズニー版とも違う、かわいいけれどちょっぴり不思議な雰囲気が漂う作品なんですが、その音楽がプロコフィエフっぽくて素敵なんです!色彩も華やかで、主人公のプーさんはタヌキにしか見えないのも私的にはツボ。チェブラーシカもそうですが、ロシアの子供向け作品って見ていてほっこりしちゃいますね!

 写真は妹カップルにもらったチェブラーシカのドロップ2種。ちょっと懐かしい形の缶に入っています。どちらかというと右側のお腹いっぱいなチェブラーシカが好みかな。バックのネギさんは、お気に入りの場所に置かれた缶にちょっとムッとしています。

2012/09/06

1コインコンサート「ドビュッシーと私」

 まだまだ残暑が厳しいですね。実は8月初旬から自宅練習室のエアコンの調子が悪かったのですが、忙しくてなかなか手をつけられず、9月に入ってようやく新しいものに取り換えることができました。それまで練習室の室温は平均30度と軽くサウナ状態だったのですが、何とか熱中症にもならずに音楽祭を終えることができてホッとしました!

 ところで、前回の続きで軽井沢国際音楽祭のお話。8月25日には今年生誕150年を迎えるドビュッシーをテーマに、10分の休憩を挟んだ20分のステージが8枠続くという、なんとも豪華で楽しいコンサートが開かれました!プログラムはドビュッシーの作品がほとんどでしたが、彼に影響を受けた作曲家の作品もいくつか取り上げられ、木管五重奏に始まり、ピアノ連弾、打楽器アンサンブル、ピアノトリオ、クラリネットとピアノのデュオ、フルート・ヴァイオリン・オーボエのソロ、ピアノソロ、ヴァイオリンソナタと、本当に盛りだくさん!中でもラストを飾ったジェラール・プーレさんの演奏は圧巻でした!プーレ家はフランスでも有名な音楽一家で、ジェラールさんのお父さまも著名なヴァイオリニストでした。ドビュッシーはそのお父さまにアドヴァイスをもらいながらヴァイオリンソナタを書き上げたそうです。そのため、ジェラールさんはこのヴァイオリンソナタのことを「我が家のソナタ」と呼ばれます。ドビュッシーの作品のことをそん風に呼べるなんて!伝統のある音楽一家には、こういう秘話がまだまだたくさんあるのでしょうね。なんて羨ましい!

 さて、私が演奏したのはピアノ連弾とソロの伴奏。まずは連弾作品「6つの古代の墓碑銘」ですが、こちらなんとも渋い作品で、あまり華やかさはありません。それでもドビュッシーらしい繊細な旋律があちこちに散りばめられていて、玄人受けする作品を言えばいいでしょうか。全体的に静かで詩的な雰囲気の作品ですが、この作品で一番苦労したのが腕の交差!ピアニスト二人が高音部・低音部をそれぞれ担当するのは普通の連弾作品と同じですが、中音域は腕をクロスしながら演奏する箇所がたくさんあり、どちらの腕を上にするか、どういう動作をすれば腕がぶつからないかと、共演の須関裕子さんと試行錯誤しました。

 そしてソロの伴奏。この枠ではフルートの無伴奏ソロと、ピアノ伴奏付きのヴァイオリン・オーボエのソロが演奏されました。出演者は若手女流演奏家ばかりで、皆さん見た目も美しく、素敵な演奏を聴かせてくれました!プログラムはフルートの無伴奏ソロ以外、ピアノソロや歌曲をアレンジしたもので、原曲の雰囲気のままに演奏するのか、新たにその編成としてアプローチを変えてみるか、いろいろと研究しました。でも大体同じような年代の女性ばかりということで、合わせもステージ裏も和気あいあいとしていました!ちなみにオーボエの池田昭子さんは大学時代の同期です。

 写真は現地で行われていた気球試乗イベントの1シーン。真っ青な空にヴィヴィッドな気球のカラーリングが映えます!湿度が低い軽井沢は、晴れるとフランスの空気にそっくりです!

2012/09/03

あっという間に9月!

 怒涛の8月が終わり、あっという間に9月になってしまいました!8月は音楽祭の後、たまっていた諸々をこなすことに追われていましたが、気がつけば月も変わり残暑の中にも秋の気配を感じるようになってきました。

 いろいろ盛りだくさんの8月でしたが、まずは音楽祭の感想を。今回も大忙しの講習会スタートで、朝から晩まで続くレッスンをどうにかこなしてきました。しかも今年は軽井沢でも連日30度を超える気温が続き、ゲリラ豪雨にも数度見舞われ、林の中の講習会会場ではすぐ近くに落雷したりと、気候的には不安定でした。それでも乗り切れたのは、絶対ランチのおかげ!今までお昼ご飯は仕出しのお弁当が多かったのですが、今回は協賛企業様からのプレゼントで新鮮な野菜やチーズのサンドイッチ、軽井沢の野菜を使ったカレー、信州蕎麦やバーベキューと、例年よりはるかに豪華で美味でした!

 講習会の最終日には受講生達の結果発表であるコンサートが開かれ、若い音楽家達の一回り成長した演奏を地元の方や観光にいらした方に楽しんでいただきました。今回はお客様にコメントを書いていただくという初の試みもあり、きっと受講生達の励みになったことと思います。会場は日本で初めて室内楽コンサートが開かれた場所と言われている軽井沢ユニオンチャーチ。そんな歴史背景のある場所で演奏できたということは、受講生にとっても思い出深い経験になったのではないかと思います。

 そして受講生コンサートの後、都合で1日だけ自宅に戻り、24日から再度軽井沢入りし、その日のコンサート「軽井沢のシューベルティアーデ」を堪能しました。今回の音楽祭期間中、客席でゆっくり聴けたのはこのコンサートだけでしたが、本当に素晴らしかったの一言!特に八重奏は「あの演奏に加わわれないなんて!」と本気で嫉妬しそうなほど楽しかったです。今思い出してもにやけちゃうほど素敵なコンサートでした!

 長くなってきたので、私が出演した1コインコンサートについてはまた別の機会に。写真はクラリネットクラスの受講生達からのプレゼント。ストレーナー付のかわいいティーカップです!それと柄に猫のモチーフがついているティースプーン。実はこれ、前にどこかで見かけたことがあり、いつか欲しいと思っていたものでした!それにしても前回に引き続きまたもや猫グッズ。去年のネギ騒動でよっぽど猫好きと思われているのかな?まあ、猫好きなんですけどね!