2012/01/29

トランペットアラカルト!

 もうすぐ1月も終わりですね。今年はこのまま春まで例年より低い気温のままなのだそうですが、そんな寒さも吹き飛ばす若手トランペット奏者と近々一緒に演奏します!

 川田修一さんとは彼が大学卒業したばかりの頃に何度か演奏したことがあるのですが、始めて彼の演奏を聴いた時に、あまりに自然に楽器を鳴らしているのに驚いてしまいました。私は昔から縁があってよくトランペットの伴奏をしていましたが、トランペットは技術的にも精神的にも本当にコントロールが大変な楽器です。でも彼はまるで身体の一部のように吹いていて、「日本人でもこういう演奏する若手が出てきたんだ!」とかなり衝撃的でした。あれから数年経ち、さらにスケールアップした川田さんとの共演がとっても楽しみ!

 《 コンサートシリーズ巧 #4 川田修一 トランペットアラカルト 》

トランペット:川田修一
ピアノ:藤田朗子

曲目:
ヘンデル/オラトリオ「メサイア」より
  「シオンの娘よ、大いに喜べ…」
  「わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる…」
ゲディケ/演奏会用練習曲 作品49
スクリャービン/前奏曲 作品11-9(ピアノソロ)
ベーメ/トランペット協奏曲 作品18
ジョリヴェ/華壮曲
ファリャ/7つのスペイン民謡
イベール/即興曲
ラヴェル/水の戯れ(ピアノソロ)
ピルス/トランペットソナタ

日時:2月18日(土)14時開演(13時半開場)
会場:ヤマハ銀座コンサートサロン(104-0061 東京都中央区銀座7-9-14 6F)
チケット:当日3000円 前売2500円
お問い合わせ:ヤマハ銀座店 管打楽器売場4F(03-3572-3134)

 楽しい小品をたくさん集めたトランペットによるアラカルト。きっと身も心も温かくなること間違いなしのコンサートですので、たくさんの方のご来場をお待ちしています!会場は80席限定のサロンのため、ご予約はお早めに!

2012/01/27

ハーブ3種

 毎日寒いですね。うちの庭にはまだ先日の雪が残っていて、寒さに強いはずのヴィオラもすっかり元気をなくしていますが、秋のうちに家の中に避難させたハーブ達は元気に育っています。

 写真左手がローズマリー、奥がイタリアンパセリ、手前の小さなビンで水耕栽培しているのがペパーミント。ローズマリーは肉料理によくあいます。それに小さな薄紫の花がたくさん咲いて、見ていても楽しい!本当は裏庭のグランドカバー用にと買ってきた苗ですが、まだ小さいのでとりあえず家の中で育てています。イタリアンパセリは普通のパセリに比べると苦味がきつくなく、イタリア料理には欠かせません!包丁で刻んでしまうと香りが飛ぶので、ハサミで細かく切るのがいいそうです。ペパーミントは地植えしていたのですが、どんどん弱ってきたので、小さな葉を摘んでビンに入れておいたらこんなに大きくなりました!もうこのビンじゃ手狭なので、そろそろ小さなポットにでも移してあげないと。

 ハーブ達はキッチンの窓辺で育てています。直射日光は当たらない場所ですが、気温にさえ気をつけていればちゃんと元気に育ってくれるみたいで、地植えするより枯れるリスクが少ないかも。ベランダではイチゴも育てていますが、こちらは雪をかぶっちゃったからどうかな?かわいい白い花は咲かせているので、観賞用としてはいいのですが、できれば甘い実も食べたい!

2012/01/23

1月の修羅場は乗り切った!

 今日で1月の大きなお仕事は終わり!12月中旬からずっと、きつめのスケジュールできつめのプログラムの練習に追われ、それに加えて私生活でも忙しくてパンク寸前だったのですが、なんとか乗り切ることができました。

 基本的に私は怠け者だし自分の弱さもよく分かっているので、苦しくなってくると「頑張れ!あとちょっとだから!」と自分を叱咤激励し、亡き祖母に「見守っていてね。」とお願いします。祖母は若い頃油画を描いていましたが、親の反対もあって本格的に美術の道には進みませんでした。その分母や私と妹が音楽を志すのを応援してくれて、祖母と母の二大バックアップにはどれだけ助けてもらったかわかりません。しかも祖母には今でも「普段どおり弾けますように!」と無理難題をお願いしているのだから、天国で「いつまでも甘えて!」と思っているかもしれない。でもそうお願いするだけで安心できるのだから、不思議なものです。

 写真はお気に入りの毛布の上に丸くなって沈み込んでいるネギ。後ろ脚が相変わらずウサギみたいです。ネギも安心しきって寝ているので、今度は自分が誰かを守る側になったんだなーと思います。あ、普通は子供の寝顔とか見てそう思うのか。

2012/01/16

寒いと食も進まない!

 今日は曇りがちな天気で、昼間でも寒かったですね。私の勤める大学では節電のため暖房を控えているので、気温の低い日は先生も生徒もコートを着ながら授業をしています。特にピアノは朝一番には本当に冷え切っていて、弾けば弾くほど手が冷える!

 寒いのが苦手なのは動物も一緒で、普段ネギの餌と飲み水は廊下に置いているのですが、一時冷え切った廊下に出るのを億劫がって餌を残すことがありました。最初は理由に気づかなくて、どこか調子でも悪いのかと心配したのですが、暖かい部屋に餌を置いてみたところいつもの食欲に戻ったので、それからは長い間外出する時以外は部屋の中であげるようにしています。

 写真は暖かい室内で水を飲んでいるネギさん。ネギ用の餌皿は、しっかりした木製の土台にステンレスのお皿が2つ嵌っていて、かなり使い勝手の良いものです。ただし大きくて場所をとるのが難点で、これを部屋の中に置きっぱなしにしていると結構な確率でつまづきます。できれば早く廊下に戻したいのですが、ネギの様子を見るに桜が咲く頃までは部屋の中かな?

2012/01/14

ディープな夜

 昨晩の演奏会はとってもディープなプログラムにも関わらずたくさんの方が聴きに来てくださり、演奏する私達も聴いてくださるお客様も熱い音楽を一緒に堪能できたのではないかと思います。寒い中足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました!

 演奏会は杉山さんの超絶技巧テューバソロで始まり、響きの海に吸い込まれてしまいそうな木下さんのトリオ、そして最後に重く熱く、それでいて静かなウストヴォルスカヤのトリオ。私は今回木下さんの作品もウストヴォルスカヤの作品も初めて演奏しましたが、どちらも構造的に共通する部分があり、まったく違う響きの2作品なのに、並べて演奏すると不思議としっくりきて面白かった!昨日の会場は小さなサロンでしたが、次回は響きの良いホールで演奏してみたい2作品です。

 写真は聴きにきてくださった方からのプレゼントで、液状の絆創膏。前回の記事に書いた怪我のことを心配して持ってきてくださったのですが、こんな便利なものがあるんですね!少しタッチが変わるそうですが、ちょっとした傷だったらカバーできるのだそうです。幸いスライサーの傷はほとんど治っているので、次回何かあった時には使わせていただきます!

2012/01/07

東京私的演奏協会

 お正月に妹の彼(プロの料理人!)が作ってくれた牛肉のたたき。そのつけあわせにと玉ねぎをスライスしていたら、右手薬指と小指の肉をスライサーで削いでしまいました。幸い傷は浅いので日常生活には問題なく、ピアノも穏やかな曲なら弾けるのですが、激しい曲はまだちょっと無理そう。あかぎれひとつでも演奏できなくなっちゃうのだから、困ったものです。

 そんな状態ではありますが、今年初の本番が近づいています!昨年末のコンサートに続き現代音楽ですが、今回はかなりコアなファンが多いウストヴォルスカヤをプログラムに入れているので、現代ものの演奏会にしては珍しく早めの予約が入っています。ウストヴォルスカヤはロシアの女流作曲家で、ショスタコヴィチの弟子であり愛人でもあると噂された人。今回はピッコロフルート、テューバ、ピアノのための「コンポジション第1番」を演奏します。激しさと静謐さを兼ね備えたこの曲、弾くとまだちょっと傷が痛みますが、本番までには気合で治す!

 《 第75回・東京私的演奏協会 -木下正道プロデュース- 》

フルート・ピッコロフルート:多久潤一郎
テューバ:橋本晋哉
ピアノ:藤田朗子

曲目:
ウストヴォルスカヤ/コンポジション第1番(ピッコロフルート+テューバ+ピアノ)
木下正道/昼の中の眠りの群島 V(フルート+テューバ+ピアノ)
杉山洋一/ファンファーレ(テューバソロ)

日時:1月13日(金)19時半開演
会場:渋谷ステュディオ(150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目1-10)
チケット(終演後ワインパーティー付き):1500円
ご予約:info@musicscape.co.jp

 東京私的演奏協会、素敵な名前ですよね。ネーミングはシェーンベルクが1919年から3年間ウィーンで催した「私的演奏協会」からとっているのだそう。この会は、約1時間のライヴ 、終演後に演奏家とワインパーティ、1500円の入場料が特徴で、最大約40席の狭い空間の中でじっくり本物の音楽をご堪能いただけます。今回は作曲家の木下正道さんのプロデュースで、彼の素晴らしく美しい作品「昼の中の眠りの群島 V」は関東初演となります。基本的に予約制となっていますので、気になった方はどうぞ早めのご予約を!

2012/01/01

Bonne année 2012 !!

 あけましておめでとうございます!今年は実家で新年を迎えましたが、気持ちのいい青空に昇る初日の出を見ることができました。新しい年の初めからいい感じです!

 2011年には震災や台風など大きな災害が起こりましたが、個人的にもいろいろと変化のあった一年でした。環境も仕事の内容もガラッと変わり、今まで経験したことのない苦労もたくさんあったのですが、新しい人間関係も広がってとても充実していました!不思議なことに私の人生には6年ごとに大きな変化があり、昨年の6年前はフランスでの勉強を終えて帰国、その6年前には渡仏、その6年前には上京というように、6年サイクルで状況が一変するのです。大抵は勉強や仕事の内容が変化するのですが、それに伴って住む地域も変わるので、引越しにはすっかり慣れてしまいました。2011年からカウントして6年後は2017年ですが、来るべきその時までに少しでも前進していられるように、今年もめいっぱい頑張ります!

 写真は気持ちよさそうに寝ているネギさん。ここのところ日中は窓辺で日向ぼっこ、それ以外はお気に入りの毛布の上でお昼寝、もちろん夜もぐっすりという極楽ライフ。そんな呑気なネギはまだ知る由もありませんが、今年はペットシッターさんと一緒にお留守番の訓練を開始しますよ!