2013/10/18

音楽祭の陰でちょっとご機嫌ななめのネギさん

 先日の第3回南千住ぶらり下町音楽祭にご来場くださった皆様、どうもありがとうございました!そして演奏家・スタッフの皆様、お疲れ様でした!

 今年は新しい試みとして演奏会場によって公演時間を分けましたが、お客様が無理なく全会場回れるようになってとっても良かったと思います。これも今までのお客様やスタッフからの意見を反映した結果で、第1回から参加させていただいている身としましては、年々成長していく様を身近に感じることができて、とても嬉しいです。音楽祭と言うと何か特別なもののような感じがするかもしれませんが、この音楽祭に限っては本当に地域のお祭りと変わりなく住民の方々の絆によって支えられていて、私まで南千住の住人になったような温かな気持ちにしてくれます。今後も続いて欲しい素敵な音楽祭!

 さて、その頃うちでは、ネギさんがちょっとふて腐れていました。今年の9月1日で5歳になり、少しずつ大人の落ち着きが出てきたのはいいのですが、なぜかどんどん甘えっこになって、私たちが忙しくなると構ってもらえないものだから、ご機嫌ななめになるのです。そんな時に顔を合わせると不満気に鳴くので、遊んで欲しいのか撫でて欲しいのか、あるいはお腹が空いているのかといろいろ試してみたのですが、一向にご機嫌は回復せず。何をしてもムッとした顔をしているので困ったなーと思っていたのですが、ある時早朝からの仕事で疲れて帰ってきて、お昼寝でもしようと明るいうちから寝室へ行くと、「待ってました!」とばかりにネギがついてくる。どうやらここのところ鳴いていたのは「一緒にお昼寝しようよー。」ということだったらしいのです。こちらは具合でも悪いのかと心配までしたのに人騒がせな!でも陽の当たるお布団の上(しかも真ん中!)でゴロゴロ言って目を細めている姿を見ると、ついつい「しょうがないなー。」という気になってしまうのだから、猫のゴロゴロパワーにはかないません。ちなみに、それからは寝室をアクセスフリーにして、ネギがいつでもお昼寝できるようにしました。

 写真はピアノの上で私の楽譜類の上に寝そべるネギさん。先日の音楽祭でご一緒した志田さんのところのみーちゃんが楽器の音が平気だったので、「ネギももし楽器の音が嫌いじゃなかったら、こんな風に練習中もそばにいるのかしら?」と思って撮った一枚です。もちろんピアノは弾いていません!弾いたら一目散に逃げていってしまいますからね。この時も私がピアノを弾かないか睨みをきかせています!

2013/10/12

声楽ブースの詳細プログラム

 いよいよ明後日に迫った南千住ぶらり下町音楽祭!練習はテノールの志田さんのお宅をお借りしたのですが、なんとそこにはみーちゃんというかわいい猫ちゃんが!ネギは楽器の音を怖がりますが、みーちゃんは全然平気みたいで、合わせの間も部屋を横切ったりしていて演奏しながらも癒されてしまいました。うーん羨ましい!ネギも練習中ピアノの上でまったりしててくれたらいいのにー。

 さて、今年の声楽ブースのプログラムをお知らせします!今回はオペラやミュージカルの名曲が多く、どこかで聴いたことのあるメロディが多いのではないかと思います。


《 第3回 南千住ぶらり下町音楽祭 》

〈声楽ブース〉
 ソプラノ:吉川真澄
 テノール:志田雄啓
 ピアノ:藤田朗子

曲目:
〈第1回公演〉 
 ロジャース/ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
   ザ・サウンド・オブ・ミュージック
   私のお気に入り
   ドレミの歌
   もうすぐ17歳
   エーデルワイス
   すべての山に登れ
〈第3回公演〉
 ヴェルディ/オペラ「椿姫」より「乾杯の歌」
 大場陽子/「お豆の物語」より
   1.開墾
   2.種まき
   3.草むしり
 ディ・カプア/オー・ソレ・ミオ
 古関裕而/高原列車は行く
 大場陽子/「お豆の物語り」より
   4.枝豆カーニバル
   5.大豆
 大場陽子/雪むすび
 ヴェルディ/オペラ「リゴレット」より「女心の歌」
 岡野貞一/故郷
〈第5回公演〉
 ヴェルディ/オペラ「椿姫」より「乾杯の歌」
 大場陽子/「お豆の物語」より
   1.開墾
   2.種まき
   3.草むしり
 ビゼー:オペラ「カルメン」より「花の歌」
 古関裕而/高原列車は行く
 大場陽子/「お豆の物語り」より
   4.枝豆カーニバル
   5.大豆
 大場陽子/雪むすび
 ララ/グラナダ

日時:10月14日(祝)
〈第1回公演〉    12時50分~13時20分
〈第2回公演〉    13時30分~14時
〈第3回公演〉    14時40分~14時40分
〈第4回公演〉    15時~15時30分
〈第5回公演〉    15時40分~16時10分
〈第6回公演〉    16時30分~17時
会場:南千住の5会場
〈声楽〉       西光寺(荒川区南千住5-16-19

チケット:前売りフリーパス1800円/フリーパス2000円
1会場券1000円/ペアチケット3800円
小学生以下は無料です。
ただし定員を超える場合はチケットをお持ちの方を優先します。
チケット販売:公益財団法人 荒川区芸術文化振興財団 (03-3802-7111)
       BARBER'S SHOP AB (03-3802-2051)
       野田屋酒店森谷 (03-3801-6650)
       犬竹魚店 (03-3801-5223)
ボランティアのお問い合わせ・お申し込み:info@senju-sumidagawa.org

 声楽ブースでは第1・3・5回公演のみとなりますので、お間違えのないようお願いいたします。他のブースの出演者や会場についてはコチラでご確認ください。14日の天気予報は晴れで最高気温が24度と過ごしやすそうですので、皆様お誘いあわせの上、南千住の町歩きと音楽を楽しみにいらしてください!

2013/10/04

タマユラの初リサイタル! 《 憂鬱と絶望 》



 今日の関東は11月上旬の冷え込み!昨日は暑くて大学でも冷房を入れてたのに、この落差で風邪をひかないようにしないといけないですね。

 ところで、新しいデュオ「タマユラ」の初リサイタル、詳細をお知らせいたします!

《 憂鬱と絶望 》

【タマユラ】
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子

曲目:
ケージ/ソネクス2
プーランク/当たりくじ(全7曲)
ワーグナー/ヴェーゼンドンク歌曲集(全5曲)
ヴィエルヌ/憂鬱と絶望(全10曲)

日時:11月3日(日) 14時半開演(14時開場)
会場:世田谷美術館 講堂(157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2)
料金:当日3000円 予約2500円
ご予約・お問い合わせ:ナヤ・コレクティブ(03-3921-4309 平日11時-17時)
E-mail:nayac@mc.point.ne.jp
チケットオンライン:http://www.purple.dti.ne.jp/naya/tickets/
フリーダイヤルでのご予約:Confetti(0120-240-540 平日10時-18時)
※Confettiでのお取扱いの場合、チケットの支払・受け取りは、お近くのセブンイレブンになります。また、発券手数料はかかりません。

 なにやら意味深なタイトルのコンサートですが、これはヴィエルヌ作品の題名をそのままつけたものです。ヴィエルヌはフランスのオルガニスト・作曲家で、あまり知名度の高い作曲家ではありませんが、今回取り上げる「憂鬱と絶望」はヴェルレーヌの詩に作曲された10曲からなる歌曲集で、非常に美しい旋律と複雑な和声を駆使した素晴らしい作品です。実はこの曲集の楽譜はすでに絶版となっており、工藤さんが音楽大学の図書館を探してくれて、ようやく1冊だけ見つけることができました。しかも過去に貸し出された形跡がなく、もしかしたら日本初演になるかもしれない作品です!ワーグナーは今年生誕200年にあたり、世界中で取り上げられていますが、中でもしっとりとした「ヴィーゼンドンク歌曲集」を、同じく今年没後50年にあたるプーランクの「当たりくじ」は、子供を題材にした詩にプーランクらしい瀟洒なメロディが散りばめられ、ケージの「ソネクス2」は美しく澄んだ宗教的な曲の合間にとある作曲家の世俗的な作品を差し挟むという、ちょっと面白い構成になっています。

 当日は文化の日で、会場となる世田谷美術館のある砧公園は紅葉で美しく彩られていることと思います。そんな秋まっさかりの昼下がり、哀愁漂う美しい曲を堪能しにいらしてください!