2014/09/30

タマユラ番外編 “Musée de la musique”

 関東は秋らしく空が高い日が続いていますが、皆さんがお過ごしの地域はどうでしょうか?

 先日、東葛飾高校でのコンサートに、タマユラとして出演してきました!声をかけてくださったのは、東葛飾高校の講師で作曲家の伊藤巧真さん。学校でのコンサートは大抵生徒を対象とした鑑賞教室なのですが、今回はPTA主催で父兄の方々もたくさん聴きに来てくださることだったので、恐る恐る現代曲をいくつかプログラム案に入れてお知らせしたところ、伊藤さんから「とっても面白いと思います!」とのお返事をいただいけたので、バロックから現代までの素敵な作品をチョイス!タイトルの“Musée de la musique”は、仏語で音楽博物館という意味。それこそいろいろな時代の作品を鑑賞して欲しいと思ってつけました。


《 タマユラ番外編〜マチネコンサート “Musée de la musique” 》

【タマユラ】
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子

曲目:
モーツァルト/オペラ「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」
ヘンデル/オペラ「リナルド」より「私を泣かせてください」
シューベルト/鱒・野ばら・糸を紡ぐグレートヒェン
高橋悠治/長谷川四郎の猫の歌
ビゼー/オペラ「カルメン」より「不安にさせるものなどない」
ライヒ/クラッピング・ミュージック
ケージ/花
サティ/潜水人形・エンパイア劇場の歌姫・ジュ・トゥ・ヴ
グノー/オペラ「ファウスト」より「宝石の歌」
プッチーニ/オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」

日時:9月28日(日)14時開演
会場:東葛飾高等学校 音楽室

 今回は一般公開のコンサートではありませんでしたが、なかなかボリューミーなプログラム!歌詞の裏の意味などの解説や、アンコールの松平敬さん編曲の「見上げてごらん夜の星を」を入れると、きっちり2時間かかりました。現代曲の評判はどうだったかと心配でしたが、終演後のアンケートを見るとなかなか好評で、またこういう機会があったら取り上げていくようにと、背中を押してもらった気分です!

 写真は、終演後にいただいたフルーツのタルト!味はもちろんのこと、キラキラとした見た目が宝石のように綺麗でした!

 さて、これで次の演奏会の準備に取り掛かれます。次はいよいタマユラ第2回公演です!詳細は近々お知らせします。

2014/09/20

東京公演も無事終了!

 先日の小寺香奈さんのリサイタル、東京公演もたくさんの方にご来場いただき、本当に嬉しく思います!どうもありがとうございました!

 東京公演には、金管楽器・現代音楽・大学の関係者が多数来て下さっていたので結構緊張しましたが、会場の音響に大分助けられました。

 ユーフォニアムはベルが上を向いているため、よく響くホールほど音は上に向かい、それからホール全体へと響きます。ピアニストはユーフォニアムの音の立ち上がりを聴くと同時に、舞台上に降ってきた響きも一緒に聴きながらアンサンブルをすることになり、発音のタイミングや音量のバランスに非常に気を使います。でも今回はやりやすかったので、きっと杉並公会堂の小ホールはユーフォニアムに合っているのでしょうね。弘法筆を選ばずとは言いますが、やっぱり演奏しやすい会場が一番です!

 さて、東京公演の翌日には新たな企画の合わせのため、札幌に移動しました。来週には大学の後期授業が始まるので、しばらくは北海道の秋を満喫します!写真は大阪公演でいただいたプレゼント。ムーミンの付箋数種類と、ミーがプリントされた缶に入ったお菓子。かわいい!
  

2014/09/15

大阪公演終了!次は東京公演!

  
 先日の大阪公演にはたくさんの方にご来場いただき、心より御礼申し上げます!小さい会場でしたがほぼ満席状態で、お客様との距離も近く、緊張感のある演奏会だったと思います。お客様にはプロ奏者の方もたくさんいらっしゃいましたが、それぞれに温かい言葉をかけてくださり、また同年代の方々はコンサートの後片付けを手際よく手伝ってくださったりと、関西のプレイヤーの方々の強い絆にも関心しました。当日は進行がうまくいかなかったり、演奏面でもいろいろトラブルはありましたが、次の東京公演に向けての課題とさせていただきます!

 それにしても、前からお会いしたいと思っていた方とお話できたり、「元気にしているかな?」と思っていた友人と数年ぶりに再会できたりと、大阪公演では嬉しいことがたくさんありました!年々更新頻度が低くなっている私のブログですが、ここを見てきてくださった方もいて、もっときちんと情報をお届けしないととも思いました。

 さて、明日は東京公演です!ヴィシネグラツキーの「存在の日の2つのテーマによる瞑想曲」は3分音・4分音・6分音を使い分けるチェロパートをユーフォが演奏し、それをスクリャービンの影響が色濃いゴージャスなピアノパートが追います。山本裕之さんの「イポメア・アルバ」は夕顔の学名で、微妙にずれた音程とリズムが続くうちに輪郭がぶれているような不思議な感覚に囚われる作品。また今回委嘱した川上統さんの「ピューマ」は、ユーフォニアムの特殊奏法満載で、ネコ科大型肉食獣の唸り声や喉をゴロゴロ鳴らしている様子が面白い作品です!こちらはまだチケットが残っていますので、ぜひ聴きにいらしてください!


小寺香奈ユーフォニアムリサイタル
《 ディスカヴァリー・ユーフォニアム vol.1 》


ユーフォニアム:小寺香奈
ピアノ:藤田朗子

曲目:
デザンクロ/古典形式による小組曲
ヴィシネグラツキー/”存在の日”の2つのテーマによる瞑想曲 作品7
山本裕之/イポメア・アルバ
シュトックハウゼン/友情
ビーバー/ロザリオのソナタより第15番”聖母の戴冠”
シェルシ/マクノンガン
川上統/ピューマ(委嘱初演)

《 東京公演 》
日時:9月16日(火) 19時開演
会場:杉並公会堂 小ホール(167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)
前売り料金:一般3000円 学生2500円 *当日券は各500円増し
ご予約・お問い合わせ:(株)ダク(03-3361-2211)
               (株)ドルチェ楽器管楽器アヴェニュー東京
               (03-5909-1771 / tokyo@dolce.co.jp)
                M's Music Management (染野)
               (080-4141-7546 / pipipiyo-pc@pf6.so-net.ne.jp)

2014/09/07

小寺香奈さんのリサイタル

 9月に入って寒いのか暑いのがよく分からない日が続いていますね。でも練習中はヒートアップするので、冷房はもうしばらくかかせません!

 ところで、近々ユーフォニアム奏者の小寺香奈さんのリサイタルに出演します。小寺さんは芸大の後輩にあたる方ですが、意欲的に新曲を委嘱してユーフォニアムのレパートリーを開拓している若手演奏家です。今回は大阪と東京の2回公演で、ユーフォの為に書かれた川上統さんの新作の他、バロック時代のビーバーのヴァイオリンソナタや、微分音の追求者として音楽史に名を残しているヴィシュネグラツキーのチェロとピアノの為の作品、また先頃サントリーのサマーフェスティヴァルで注目を集めたシュトックハウゼンの作品など、探求心いっぱいの興味深いプログラムとなっています!


小寺香奈ユーフォニアムリサイタル
《 ディスカヴァリー・ユーフォニアム vol.1 》


ユーフォニアム:小寺香奈
ピアノ:藤田朗子

曲目:
デザンクロ/古典形式による小組曲
ヴィシネグラツキー/”存在の日”の2つのテーマによる瞑想曲 作品7
山本裕之/イポメア・アルバ
シュトックハウゼン/友情
ビーバー/ロザリオのソナタより第15番”聖母の戴冠”
シェルシ/マクノンガン
川上統/ピューマ(委嘱初演)

《 大阪公演 》
日時:9月12日(金) 19時開演
会場:ドルチェ・アーティスト・サロン大阪
    (530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町1-1共信梅田ビル9F)
前売り料金:一般2500円 学生2000円 *当日券は各500円増し
ご予約・お問い合わせ:(株)ドルチェ楽器大阪店
               (06-6377-1117 / infod@dolce.co.jp)
                M's Music Management (染野)
               (080-4141-7546 / pipipiyo-pc@pf6.so-net.ne.jp)

《 東京公演 》
日時:9月16日(火) 19時開演
会場:杉並公会堂 小ホール(167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)
前売り料金:一般3000円 学生2500円 *当日券は各500円増し
ご予約・お問い合わせ:(株)ダク(03-3361-2211)
               (株)ドルチェ楽器管楽器アヴェニュー東京
               (03-5909-1771 / tokyo@dolce.co.jp)
                M's Music Management (染野)
               (080-4141-7546 / pipipiyo-pc@pf6.so-net.ne.jp)