2014/10/04

タマユラ第2回公演!

  今日はとても暑い一日でしたが、おかげで洗濯がはかどりました!うちの洗濯機は乾燥もできるのですが、私は外で干すのが好きなので、乾燥モードは緊急時しか使いません。お日様の匂いがする洗濯物って、私にとっては幸せの象徴みたいなものです!

 さて、1か月を切ったタマユラ第2回公演の詳細をお知らせしたいと思います!今回は、シェーンベルクの「架空庭園の書」を中心に、同時代のコルンゴルト、ウルマン、シュールホフの作品を取り上げます。

 実はこの4人の作曲家は皆ユダヤ系の出身で、第二次世界大戦中のナチスドイツの台頭により、シェーンベルクとコルンゴルトは亡命を余儀なくされ、ウルマンとシュールホフは強制収容所で命を落としました。彼らの作品はナチスによって退廃音楽というレッテルを貼られ、現在ではシェーンベルク以外は取り上げられる機会も非常に少なく、その名も知らない方が多いのではないかと思います。でも今回取り上げる彼らの作品は、どれも非常に美しく官能的で、私達は特にナチスの迫害を受けた作曲家というテーマでプログラムを決めたわけではないのですが、結果としてこのような作品が集まりました。そしてそれらを演奏するからには、彼らが生きた証をできるだけ多くの方にお伝えできればと考えています。

 《 タマユラ第2回公演 架空庭園の書 ~ シェーンベルクとその時代 》

【タマユラ】
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子

曲目:
コルンゴルト/不滅であること(全5曲)
ウルマン/5つの愛の歌(全5曲)
シュールホフ/5つの歌(全5曲)
シェーンベルク/架空庭園の書(全15曲)

日時:11月2日(日) 19時開演(18時半開場)
会場:サロンフェリーチェ(152-0012 東京都目黒区洗足2-16-21)
料金:当日3500円 予約3000円
ご予約・お問い合わせ:duo.tamayura@gmail.com

 特に収容所で亡くなった2人にとっては、お日様の匂いのする洗濯物なんて全く別世界のものだったかもしれませんが、彼らの残した作品を聴いてお客様の心が温かくなったら、きっと天国で彼らも幸せになてくれるのではないかと、そんなことを思いながら練習しています。