2015/03/09

4音オペラ

 昨年末から少しずつリハーサルを重ねていた4音オペラですが、2週間後に本公演を迎えます。というわけで、今日からはいよいよ立ち稽古!

 4音オペラは、フランス在住のアメリカ人作曲家トム・ジョンソンの作品で、キャストはソプラノ・コントラルト・テノール・バリトンの4人のみ、使っている音もラ・シ・レ・ミの4音のみで、クラシックのオペラを風刺しているコミカルな内容となっています。オリジナルのテキストは仏語ですが、「公演現地の言語で」という指定があるため、今回は日本語での公演となり、日本語公演は世界初演となります!特にドラマティックなストーリーなどはないのですが、シンプルなモチーフの掛け合いが段々と複雑になっていき、音遊び・言葉遊びのようになっていくところなどは、普段クラシックをあまり聴く機会のない方にも面白く聴こえるのではないかと思います。

 さて、私はどちらかと言うと器楽と一緒に演奏する機会が多いので、オペラの現場に入るのはとっても新鮮です!オペラの場合、最初に音楽稽古という演奏だけのリハーサルを行い、歌詞やメロディを覚えたところで、演出家や舞台監督立ち合いのもと立ち稽古が行われます。

 そして大抵の場合、オペラにはオーケストラや室内アンサンブルの伴奏がついているのですが、リハーサルに奏者を呼ぶのは仕上げの数回で、それまではピアノが代わりに伴奏します。ただ今回の4音オペラに関しては、もともとがピアノ伴奏で書かれている作品なので、最初から最後まで私がおつき合いすることになりました。

 それにしても、オペラ歌手の皆さんは演奏しながらお芝居もしなくてはならない上、どんどん変わっていく演出家の指示にその場で対応して、よくこんがらがったりしないなーと毎回感心してしまいます!例えば、ステージに出るのも、客席から見て右側の上手、左側の下手とありますが、このシーンでは下手から出て上手へ、次のシーンでは上手から出て上手へ、その次はステージ裏を通って下手から出るなんてことはザラで、今回の公演は一応コンサート形式のため譜面台があるのですが、出入りによっては自分の楽譜ではないものを見ることになったり、時間的に余裕のあるところでは譜面台を持って移動したりと大忙しです。オペラ歌手の中には一晩の公演で何キロも痩せる方もいるそうですが、演奏の他にもいろいろと気を遣うことが多くて、確かにこれは心身ともにクタクタになりそうです。でも今回のキャストの皆さんは経験豊富な素晴らしい方々なので、いとも簡単そうに楽しげにこなしてしまうんですよね。もともとコミカルな内容なのもあって、現場はいつも笑い声が絶えず、ここから続く立ち稽古も楽しく乗り切れそうです!

トム・ジョンソン
《 4音オペラ 》
日本語版世界初演

ソプラノ:西本真子
コントラルト(メゾソプラノ):加賀ひとみ
テノール」布施雅也
バリトン:大山大輔
バス:志村文彦(特別出演)
ピアノ:藤田朗子

演出:恵川智美
照明:望月太介(A.S.G.)
舞台監督:八木清市

曲目:
トム・ジョンソン/Door ・ 7つまで数える
足立智美/三音ぽんがく(委嘱初演)
トム・ジョンソン/4音オペラ


《 東京公演 》
日時:3月25日(水) 19時開演(18時半開場)
会場:杉並公会堂 小ホール(167-0043 東京都杉並区上荻1-23-15)
料金:一般3500円 学生(25歳以下)2500円 (全席自由)
チケット取扱い:Confetti(0120-240-540 平日10~18時)
主催・問い合わせ:ナヤ・コレクティブ(03-3921-4309 11~17時)

《 愛知講公演 》
日時:3月28日(土) 14時開演
会場:愛知県芸術劇場 小ホール(461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2)
料金:一般3500円 学生(25歳以下)2500円 (全席指定)
チケット取扱い:愛知芸術文化センター内プレイガイド(052-972-0430)
             チケットぴあ(0570-02-9999 Pコード/246-043)
主催・問い合わせ:愛知県芸術劇場
            (公益財団法人愛知県文化振興事業団 052-971-5609)

※未就学児の入場はご遠慮ください。
※演奏曲目、演奏者等やむを得ない事情により変更になる場合があります。

2015/03/02

甘えん坊だけど一番えらい

 3月になりました!忙しくなってからも、毎年2月22日の猫の日だけはネギの記事をアップするようにしていたのですが、今年はそれもかないませんでした。でもネギは変わらず元気にしていますので、ごく少数のネギファンの方に向けて、ネギの近況をご報告!

 ネギは今年の9月で7歳(カテゴリーではシニア!)になり、昔に比べると少し落ち着いてきたように思います。昼間は大きなビーズクッションの上で寝ていることが多いのですが、いつもネギが寝ている真ん中は丸く沈み込んでいて、これをうちでは「ネギスポット」と呼んでいます。ネギがそこからどいても、ネギのサイズにぴったりな窪みにはふんわりと温もりが残っていて、それに触れるだけでも幸せになります。

 寒い夜はネギが布団に潜り込んできて、私の胸の上でゴロゴロいうのですが、そういう時は子猫のように甘えたい気持ちと、上に乗ることで自分の優位性を示したいボス猫の気持ちが入り混じっているのだそうです。試しに何度か傍らにスペースを作ってあげたのですが、私が横向きだろうと何だろうと絶対に私の上に乗ってくるので、ネギ的には自分が一番えらくて、私のことは下僕か何かと思っているのかもしれません。それによく私の顔や手を舐めてくれますが、それも「自分の毛づくろいもできないんだから!」と親猫気分になっているそうなので、相当面倒をみなきゃいけない存在と思われているのかも。「まあそれもいいかなー。」なんて思えるあたり、私もいっぱしの猫バカです。

 写真は空のバッグに潜り込んでいるネギさん。ジャストサイズで落ち着くし、気が向けばストラップにじゃれて遊べるのがお気に入りみたいです!

2015/02/03

ふわりと飛ぶ

 抜けるような青空、ピリッとした冷たい空気、葉の落ちた並木道。今朝いつもと同じ道を通って大学へ向かう最中、ふと留学先でもこんな日があったことを思い出しました。

 留学したての頃に借りていたアパルトマンは、一人で暮らすには広すぎて寒く、借り物のアップライトピアノには音が漏れないようたくさん詰め物をして、さらに弱音ペダルを踏んだまま縮こまって練習し、朝起きて一番に目に入ってくる真っ白な漆喰の天井を見上げる度に、私は自分がどこにいるのか本気で分からずにしばらく混乱するような状態でした。留学を思い立ったのは出発の半年前で、フランス語はほぼ初心者のまま。周りに親切にしてくれる人はいたけれど、本当の意味での友人は出来ず、思い返してもこれまでで一番苦しい時期だったと思います。

 そんな悶々とした冬のある晴れた午後、私は高級住宅街の大きな通りを歩いていました。歩道の幅は広くて両脇には背の高い並木が植えてあり、葉を落とした木々の枝が青空を背にくっきりと見えました。あたりには他に人影もなく、私一人その歩道の真ん中を歩いていた時のこと。遠くから鳩の一群がこちらに向かって飛んできました。鳩たちは低く羽ばたきもせずに滑空してきて、まるで私が見えていないかのように、私の頭上すれすれや顔の横を通り抜けていきました。その瞬間鳩がおこした向かい風に髪がなびき、自分の身体がまるで風の一部になったみたいに軽くなり、そのまま地面を蹴ったらふわりと飛んでいけそうな気がしました。もちろん実際にはそんなことはなくて、鳩たちが通り抜けた後も私は立ちすくんでいたのですが、ようやく意識の焦点が定まってきた時に、そこにいることを許されたような気がして、とても気持ちが楽になったのを覚えています。

 帰国後はその体験を思い出すこともなかったのですが、今朝ふと同じような空気を感じて、急に鮮やかに思い出しました。もうあの頃のような焦燥感や不安はありませんが、今でもあの鳩たちが通り抜けた瞬間を思い出すと、宙に浮くような不思議な気持ちになります。

 写真は同じ通勤途中で見つけたカンザクラの花。大学構内でも梅の花が咲いているのを見かけましたが、寒くても自然は着々と春を迎える準備をしているのですね。明日は立春だし、これからどんどん日が長くなっていって、お散歩ができるくらいの気温になるのを楽しみにしつつ、明日もお仕事へ行ってきます!

2015/01/02

Bonne année 2015 !!

 あけましておめでとうございます!今年もたくさんの方に支えられ、新年を迎えることができました。それがどれだけ幸せなことか、年を経るごとに身に沁みます。

 昨年は忙しさのあまり十分に睡眠時間をとれずに出勤する日が多く、それが祟ったのか動悸が激しい時期がしばらく続きました。念のため精密検査も受けて特に異常は見つからなかったのですが、お医者様には「ストレスを取り除いて、疲労をためないように。睡眠をしっかりとって規則正し生活を送ること!」と言われてしまいました。ストレス、これは演奏にはつきものだから、どうにもできないかも。1限の授業のために早朝に起きつつ、夜本番を終えて終電に間に合うかどうかで帰宅することを考えると、規則正しい生活というのもなかなか難しい。となると、残りは疲労対策と睡眠時間!疲労は入浴と運動でどうにかするとして、とにかく早めにお布団に入るよう気をつけます!今年の目標は、身体のメンテナンスを考えつつ、負担がかからないよう計画的に本番の準備をすることに決めました!

 写真はご招待いただいたおせちの席にて。今年は和・洋・中とそれぞれのシェフが腕をふるったお重でした!音楽とグルメと猫の話題で盛り上がった元旦の夜は、少し夜更かししてしまいましたが、今朝はたっぷりと寝坊しました!

2014/12/10

札幌&名古屋の本番も無事に終わりました!

 今年は重めのプログラムの本番をたくさんこなしてきたような気がしますが、最後の大物だった札幌での月虹演奏会を無事に終え、来年3月に出演予定のオペラの告知イベントもつつがなく終了し、ようやく演奏のお仕事はひと段落しました!

 月虹演奏会は、ソプラノ歌手の岩淵久乃さん、私の妹でチェリストの藤田淳子、そして私の3人で、札幌の時計台ホールにて行いました。実はこの夏に非公開の本番でこの3人で演奏する機会があり、「せっかくだからもう一度やりませんか」と岩淵さんからお誘いいただいてスタートした今回の企画でしたが、この編成での作品はそうそうないため、いろいろとアレンジを加えつつ、手探り状態で作り上げたコンサートとなりました。ただ嬉しいことにチケットは早い段階から順調に売れ、当日はほぼ満席の状態で迎えることが出来、時計台ホールの温かみのある響きにも助けられて、ご来場のお客様には喜んでいただけました!あまりにチケットが売れすぎて当日券に回すだけの余裕がなくなりそうだったため、こちらのブログでは告知しませんでしたが、自分用のメモとして詳細を残しておきます。

《 月虹演奏会 》

ソプラノ:岩淵久乃
チェロ:藤田淳子
ピアノ:藤田朗子

曲目:
梁田貞/城ケ島の雨
ベッリーニ/優雅な月よ
ロッシーニ/約束
ブッツィペッチア/ロリータ
ヨハン・シュトラウス2世/歌劇「こうもり」より「アデーレのアリア」
フランク/チェロソナタ
ブラームス/2つの歌 作品91
フォスター/夢路より
アイルランド民謡/ロンドンデリー
梁田貞/昼の夢
ロウ/「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」

日時:11月28日(金) 19時開演 (18時半開場)
会場:札幌時計台ホール (札幌市中央区北1条西2丁目 TEL/011-231-0838)
入場料:一般3000円 学生1500円 (全席自由)
チケット取扱い:大丸プレイガイド (TEL/011-221-3900)
お問い合わせ:月虹演奏会事項委員会 (TEL/090-8637-5416)


 そしてもう一つ、来年3月公演予定のオペラの告知イベントが愛知県芸術劇場にて催され、それにもちょっとだけ出演してきました!これは愛知県芸術劇場による主催企画の見どころをご紹介するトークシリーズの一つで、当初予定していた聞き手役の方が急遽出演できなくなったため、制作・演出のお二方と私達演奏家も舞台上でトークに参加することとなり、演奏してはお話してと、結構忙しい本番となりました。

 演奏はいくつかのアリアをそのまま、それらをつなぐレチタティーヴォの部分は今回用に歌詞や演出を変え、1時間のオペラを20分にまとめ、歌手の方々と共に私も演出上のお芝居に参加しました。私は現代音楽を演奏する機会が多いため、演奏中に叫んだり口笛吹いたり体中かきむしったりと、これまでも演技をする機会は多かったのですが、今回は舞台上の出入りが多く、その間の流れは覚えておかなくてはいけなかったため、演奏以外のことで結構緊張しました。でも、現代オペラなど聴く機会の少ないだろうご高齢のお客様方にも喜んでいただき、その日のうちにかなりチケットが売れたようで、頑張った甲斐がありました!本公演の演出はまだ決まっていませんが、演出家の恵川さんには「ピアニストにも演技していただきますよ~」と言われているので、覚悟を決めて練習します!以下、自分用メモ。

舞台芸術により親しむための連続講座シリーズ・トーク
《 今様バレエ、オペラ、オペレッタ 》


聞き手・進行役:広渡勲
講師:福永綾子(オペラ制作)
    恵川智美(オペラ演出)
メゾソプラノ:加賀ひとみ
バリトン」大山大輔
ピアノ:藤田朗子

日時:12月5日(金)19時開演(18時半開場)
開場:愛知県芸術劇場小ホール
入場料:全3回通し券2400円 1回券1000円(全席自由)
チケット取扱い:愛知芸術文化センター内プレイガイド(TEL/052-972-0430)
お問い合わせ:愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)

 この日は名古屋に宿泊し、翌日は帰りの新幹線まで時間があったので、復元した本丸御殿を見に名古屋城に足をのばしました。まだ一部のみの公開となっていますが、復元された本丸御殿は壁全面に金箔があしらわれ、とても豪華で美しかったです!写真は襖絵のジャコウネコの母子。当時は毛皮と資料しかなく、ほとんど想像で描かれたそうです。そのせいか虎も豹も、若干ユーモラスな表情をしていて可愛いかった!

2014/11/06

タマユラ第2回公演無事終了!

 先日のタマユラ第2回公演「架空庭園の書~シェーンベルクとその時代」では、たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました!当日は思った以上に会場の気温が上がってしまい、暑い中最後まであの重いプログラムにお付き合いいただいた皆様には、深く御礼申し上げます。

 今回は本当に趣味的なプログラムだったため、そんなに多くの方はいらっしゃらないだろうと、客席40の小さなサロンを会場に選びました。そこそこ宣伝もしたけれど前売り券はあまり売れず、「これは本当にこじんまりとした会になるなー。でも音響的にはお客様30人くらいがちょうどいいかも。」などと思っていたのですが、蓋をあけてみたら40人以上のお客様がいらしてくださり、急遽増設した席が奏者の真横で、あまりバランスよく聴こえなかったのではないかと申し訳なく思っております。

 それでも、歴史から消されかけた作曲家の作品を演奏することが出来、それにお客様が最後まで真剣に付き合ってくださり、本当に幸せな時間を過ごすことができました!反省点も多々ありましたが、目を反らしたくなるような歴史的背景を背負った作品を演奏する事に責任を感じていたので、無事に終えることが出来てホッとしています。

 歌曲を演奏する場合、歌手とピアニストは「ソリストとそれを支える伴奏者」という役回りになりますが、私達タマユラは奏者二人が対等な立場で演奏することをモットーとしています。だから歌唱パートはもちろんのこと、ピアノパートにも聞かせどころがあるプログラムを選ぶことが多く、結果としてアンサンブルやバランスに非常に気を使うことになります。そして、自分達が本当に演奏したいと思う曲しか選びません。言ってみればお互い見せ場のあるかっこいい曲しかやらないわがままデュオです。それでも回を追うごとにその姿勢を理解し、応援してくださる方々が増えていることに、感謝の気持ちでいっぱいです!好き放題のデュオですが、これからもよろしくお願いいたします!

 写真は勤務先の大学の敷地内で見かける野良にゃん。明るい茶トラが印象的だったので、勝手に金ゴマちゃんと名付けました。午後は陽が差す草むらで日向ぼっこしていることが多く、人懐こい金ゴマちゃんに会えた日は授業の疲れも吹き飛びます!実はタマユラ公演の1週間前から小さい本番が続き、午前中に授業、午後から夜にかけて本番、その後に次の日の本番の合わせ、というサイクルをつづけたところ、体力的にも精神的にもかなり消耗してしまったのですが、金ゴマちゃんが柵から手を伸ばせば届いてしまいそうな草むらで、人間を信じ切って寝ているのを見る度に、とってもとっても癒されていました!あ、もちろん、家ではちょっとツンデレなネギにも癒してもらっていましたよ!

2014/10/04

タマユラ第2回公演!

  今日はとても暑い一日でしたが、おかげで洗濯がはかどりました!うちの洗濯機は乾燥もできるのですが、私は外で干すのが好きなので、乾燥モードは緊急時しか使いません。お日様の匂いがする洗濯物って、私にとっては幸せの象徴みたいなものです!

 さて、1か月を切ったタマユラ第2回公演の詳細をお知らせしたいと思います!今回は、シェーンベルクの「架空庭園の書」を中心に、同時代のコルンゴルト、ウルマン、シュールホフの作品を取り上げます。

 実はこの4人の作曲家は皆ユダヤ系の出身で、第二次世界大戦中のナチスドイツの台頭により、シェーンベルクとコルンゴルトは亡命を余儀なくされ、ウルマンとシュールホフは強制収容所で命を落としました。彼らの作品はナチスによって退廃音楽というレッテルを貼られ、現在ではシェーンベルク以外は取り上げられる機会も非常に少なく、その名も知らない方が多いのではないかと思います。でも今回取り上げる彼らの作品は、どれも非常に美しく官能的で、私達は特にナチスの迫害を受けた作曲家というテーマでプログラムを決めたわけではないのですが、結果としてこのような作品が集まりました。そしてそれらを演奏するからには、彼らが生きた証をできるだけ多くの方にお伝えできればと考えています。

 《 タマユラ第2回公演 架空庭園の書 ~ シェーンベルクとその時代 》

【タマユラ】
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子

曲目:
コルンゴルト/不滅であること(全5曲)
ウルマン/5つの愛の歌(全5曲)
シュールホフ/5つの歌(全5曲)
シェーンベルク/架空庭園の書(全15曲)

日時:11月2日(日) 19時開演(18時半開場)
会場:サロンフェリーチェ(152-0012 東京都目黒区洗足2-16-21)
料金:当日3500円 予約3000円
ご予約・お問い合わせ:duo.tamayura@gmail.com

 特に収容所で亡くなった2人にとっては、お日様の匂いのする洗濯物なんて全く別世界のものだったかもしれませんが、彼らの残した作品を聴いてお客様の心が温かくなったら、きっと天国で彼らも幸せになてくれるのではないかと、そんなことを思いながら練習しています。