2013/05/10

コクトーフェスティヴァルとプレゼント!

 今年はジャン・コクトーの没後50年。8日に出演したコンサートは江戸川区音楽協議会が企画したコクトーフェスティヴァルのサロンコンサート第一弾で、コクトーに縁のある作品や、彼が活躍した時代の作品などを集めたものでしたが、オンド・マルトノの不思議な音色とあいまって、お客様にはパリの古き良き時代を感じてもらえたのではないかと思います!

 コクトーは詩人・画家・劇作家などたくさんの面を持ったマルチタレントで、留学時代には、芸術に関わるいたるところでその名前を耳にしました。私の知っている音楽家にも、絵も料理もプロ並みの人や、合気道の有段者などがいますが、コクトーほどいろんなことをやっている人は見当たりません。本当に驚嘆に値する才能の持ち主だと思います。

 そんなコクトーの天才ぶりは、江戸川区のコクトーフェスで垣間見れることと思います。サロンコンサートでは同時代の作曲家たちのピアノ作品、コクトーの戯曲にプーランクが音楽をつけたモノオペラ「人間の声」などが続き、その合間に音楽とファッションなどを取り上げた講座が開かれます。秋にはコクトーが監督した映画が上映され、上映前にはミニコンサートやトークショーなどのイベントも!他に中国雑技団演じるサティのパラード(コクトー台本)、プーランクの「仔象ババールの物語」、ミヨーの「屋根の上の牡牛」の上演など、もう本当に盛りだくさん!チケット代も安いうえに、リピーター割引まであって至れり尽くせりです。もしコクトーやその時代のフランス・パリがお好きなら、ぜひぜひ足を運んでみてください!

 写真はお客様からのプレゼント。お菓子は谷中のしっぽやの焼きドーナツとラデュレのギモーヴ。しっぽやのドーナツは猫のしっぽをモチーフにしていて、いろんな柄があってかわいい!ギモーヴはフランスのマシュマロ。正確にはマシュマロと材料が違って、食感も少しジューシーです。ラデュレはマカロンで有名ですが、ギモーヴもあったとは知りませんでした!どちらも美味しくて幸せ~!

 そして「ピアノマニア」。これは一流のピアニストと調律師のドキュメンタリー映画。日本でも劇場公開していたのですが、見逃して後悔していたんです。嬉しいなー!今週末は予定がいっぱいなので来週にでもゆっくり見る予定!

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