本番が終わって10日も経ってしまいましたが、ご来場いただきました皆様方、本当にありがとうございました!事務的なことも演奏もいろいろと反省点はありますが、無事に終えることができてホッとしています。
今回はプーランクとヴィエルヌの曲集を全部自分たちで翻訳しましたが、ただ直訳しても意味が通じないものや隠喩も多く、訳した内容を詩の体裁に整えるのも一苦労でした。これには思いの他時間がかかってしまったこともあり、他の仕事へのしわ寄せが大きくて、ここ数日でようやく普段のペースに戻すことができた感じです。次回はもっと余裕を持って本番を迎えられるようにしないと!
プログラムの中ではヴィエルヌが特に反響が大きく、その色彩感あふれる和声を堪能していただけたのではないかと思います!オルガン奏者としても有名な作曲家の作品には非常に和声が複雑なものが多くて、「こんなにいろいろ詰め込まれても!」と思うことがよくありますが、今回のヴィエルヌ作品も例に漏れず、まるで果汁がとめどなく溢れて滴り落ちる果物のようでした。とにかく美しい和声が畳みかけるように連なって、その分音数が多いので、二人とも音量のコントロールに苦心しましたが、また何度でも挑戦したい作品です。あの楽譜が絶版なんて、本当にもったいない!
さて、タマユラ初のコンサートを終えて日々の仕事をこなしながらも、先日は友人の演奏会で使用する音源の録音をお手伝いしてきました!コンサート会場はプラネタリウムで、当日は私もご招待いただいて聴いてきましたが、自分がキーボードで録音した音源は音色を加工され、鐘のようなトイピアノのようなかわいい音になっていて、事前に知らされていたにもかかわらず結構ビックリしました。でも星空を見ながら星にちなんだ曲を聴くのはとても心地よくて、生の演奏と映像を使うような総合演出の企画ができたらいいなと、また一つ将来の夢が増えた感じです!
写真は「憂鬱と絶望」のプログラム。これも本番前日の夜キンコーズに駆け込んで作ることになってしまったので、次回はもっと早くに取り掛かります。でも訳は頑張っただけあってかなりの力作になりました!
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