近年何かと演奏する機会が多い作曲家の一人にサティがいますが、来月サティのレクチャーに併設されたミニコンサートに出演することになりました。
サティは1866年生まれの仏人で、詩的だったりグロテスクだったり、美しく不思議な響きの作品を残した作曲家です。その作品は誰もが一度は耳にしたことがあるようなものから、なかなか演奏されないものまでたくさんあるのですが、今回は歌曲を演奏いたします。ソプラノ歌手の工藤あかねさんは、立教大学仏文科を卒業後に芸大に進まれた方で、バレエを踊られたりクラシックギターも演奏されるなど多才な方。お料理の腕もプロ級!
また当日のメインは音楽評論家・思想史研究者である片山杜秀さんによるレクチャーで、全2回のうちすでに第1回目は終了していますが、第2回目の今回は「エリック・サティの創作と思想(II)―未来への憧憬、日常への密着」と題し、サティと未来の問題についてのお話となるそうです。ちなみに上の画はサティの自画像。
日仏会館レクチャーコンサート
《 エリック・サティの創作と思想(II) - 未来への憧憬、日常への密着 》
講師:片山杜秀
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子
曲目:
3つの歌曲(1891)
頌歌(1891)
エンパイア劇場のプリマドンナ(1904)
3つの歌曲(1916)
潜水人形 (1923)
日時:2011年12月6日(火) 18時半開演(18時開場)
会場:日仏会館ホール(150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25)
参加費: 日仏会館会員無料 一般1000円 学生500円(定員120名、先着順)
お問い合わせ:日仏会館(03-5424-1141)
Web:http://www.mfjtokyo.or.jp/
日仏会館ではこの他にもフランスにまつわるイベントを企画していますが、どれも内容が濃く参加費が安いのが魅力です。今年は11月になっても暖かい日が多かったけれど、ようやく本格的な秋らしくなってきたことですし、恵比寿に芸術・文化を楽しみにいらっしゃいませんか?
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