2012/01/07

東京私的演奏協会

 お正月に妹の彼(プロの料理人!)が作ってくれた牛肉のたたき。そのつけあわせにと玉ねぎをスライスしていたら、右手薬指と小指の肉をスライサーで削いでしまいました。幸い傷は浅いので日常生活には問題なく、ピアノも穏やかな曲なら弾けるのですが、激しい曲はまだちょっと無理そう。あかぎれひとつでも演奏できなくなっちゃうのだから、困ったものです。

 そんな状態ではありますが、今年初の本番が近づいています!昨年末のコンサートに続き現代音楽ですが、今回はかなりコアなファンが多いウストヴォルスカヤをプログラムに入れているので、現代ものの演奏会にしては珍しく早めの予約が入っています。ウストヴォルスカヤはロシアの女流作曲家で、ショスタコヴィチの弟子であり愛人でもあると噂された人。今回はピッコロフルート、テューバ、ピアノのための「コンポジション第1番」を演奏します。激しさと静謐さを兼ね備えたこの曲、弾くとまだちょっと傷が痛みますが、本番までには気合で治す!

 《 第75回・東京私的演奏協会 -木下正道プロデュース- 》

フルート・ピッコロフルート:多久潤一郎
テューバ:橋本晋哉
ピアノ:藤田朗子

曲目:
ウストヴォルスカヤ/コンポジション第1番(ピッコロフルート+テューバ+ピアノ)
木下正道/昼の中の眠りの群島 V(フルート+テューバ+ピアノ)
杉山洋一/ファンファーレ(テューバソロ)

日時:1月13日(金)19時半開演
会場:渋谷ステュディオ(150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目1-10)
チケット(終演後ワインパーティー付き):1500円
ご予約:info@musicscape.co.jp

 東京私的演奏協会、素敵な名前ですよね。ネーミングはシェーンベルクが1919年から3年間ウィーンで催した「私的演奏協会」からとっているのだそう。この会は、約1時間のライヴ 、終演後に演奏家とワインパーティ、1500円の入場料が特徴で、最大約40席の狭い空間の中でじっくり本物の音楽をご堪能いただけます。今回は作曲家の木下正道さんのプロデュースで、彼の素晴らしく美しい作品「昼の中の眠りの群島 V」は関東初演となります。基本的に予約制となっていますので、気になった方はどうぞ早めのご予約を!

2 件のコメント:

  1. そのスライサー、僕も持っています。刃がV字型の物じゃないですか? それはそれは刃が鋭くて、使う時にももちろんそうですが、後で片付ける時にもひやひやしながら洗っています。
    大事に至らなくてよかったけれど、そのやわらかで、繊細なタッチを生み出す至宝の指を大切になさって下さいね。
    "私的演奏協会"。おもしろそうです。狭い空間でのライヴも僕の好むところです。室内楽まではあんまり広いと音も、演奏家の想いも響きと共に拡散してしまうと日頃から、感じています。
    伺いますね。

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  2. Daisukeさん
    昨晩はどうもありがとうございました!ウストヴォルスカヤ作品はかなりの大音響でしたが、大丈夫でしたか?スライサーはV字の刃のものではないのですが、セラミック刃の切れ味がとてもよくて、その割りに今回は傷が浅くて不幸中の幸いでした。私はスライサーを持っていないので使い慣れていなかったのですが、これからはもっと気をつけるようにします。ところで、液状の絆創膏をどうもありがとうございました!あれは便利そうですね。ちょっと前もあかぎれで3日ほど弾けないことがあったので、次回怪我した際にはぜひ使わせてもらいます!

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