
ネギは一昨年の秋の冷たい雨が降っていた日に、うちの玄関のまん前にずぶ濡れで倒れていました。どれくらいそこに倒れていたのか分かりませんが、体は冷え切ってピクリとも動かず、見つけた時はすっかり死んでしまっているのかと思ったくらいでした。それでも一縷の望みをかけてタオルでくるんだ体をさすっていると微かに鳴いたので、慌てて動物病院に連れていったのが出会いでした。
今ではすっかり大人になって体も大きくなりましたが、たまに雨の日に耳を澄ましているように見えることがあります。あの日のことはきっと覚えていないだろうけど、母猫とはぐれてさまよった時の雨の音は覚えているのかもしれません。
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