
素晴らしい音楽家の方々と一緒に演奏する度に思うのですが、相手のほんの少しの音楽の変化を感じ取れて、それにぴったりの返答ができて、音楽の流れも音色も音量も全てがパーフェクトだと感じられるような時には、ものすごく第六感的な何かが働いている気がします。それはとても説明するのが難しい感覚ですが、胸の奥底に相手の感情が流れ込んでくるような感じで、その瞬間、なぜか胸が苦しくなるんです。これは私だけの感覚なのかもしれませんが、その一瞬が私にとって音楽を続ける原動力なんだと思います。
写真は今回演奏したブルッフの「8つの小品」の第1曲目冒頭。最後まで悩まされたピアノソロで始まります。
0 件のコメント:
コメントを投稿