今日の演奏会のホールは広い公園の中にあって、終演後に建物を出ると、ホールの灯りに慣れた目には周りは真っ暗闇に見えます。そんな中ふと香ってきたのがライラックの花。ライラックは今日のコンサートでも演奏されていたラフマニノフの大好きな花だったそうです。日本人にとって桜が春を告げる花であるように、ロシアではライラックが春の象徴だそうで、ラフマニノフはライラックという歌曲を書き、さらにそれをピアノソロ用にもアレンジしています。ライラックの香りのように甘く美しい旋律で始まり、私も何度か演奏していますがお客様にはとても喜んでもらえます。
写真は実家のライラック。この樹の花は青に近い淡い紫ですが、白や濃い赤紫の花をつける樹もあって、色のバリエーションは紫陽花に似ています。
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