2010/10/12

冬を告げる虫

 数日前から実家の庭の手入れを手伝っていたのですが、ようやく全てが片付きました。伸びすぎた枝を落とし、ゴミとして収集してもらえるように短く切り分けて、ついでに落ち葉を集めたり雑草を抜いていたらつい作業に熱中してしまって、終わってみると筋肉痛で体が痛い。でも土や草木に触れるのは気落ちが和むし、単純作業も結構好きなんです。

 演奏家として仕事をしていくためには、この単純作業に耐える忍耐力が必要です。なんせ同じフレーズを何時間も何日も練習しないといけないことが多いので、世間一般の人が思っているほど演奏家の練習している姿は華やかでも優雅でもなく、かなり地味な作業の連続です。

 写真は今日発見した雪虫。雪虫とは通称で本当はちゃんとした名前があるのですが、何度聞いても長くて覚えられません。アブラムシの一種で、写真では分かりにくいかもしれませんが、体に青白い綿を纏っています。とても小さくて飛ぶ力も弱く、風に流されて飛んでいる様も雪に似ていてますが、雪虫が飛ぶようになると初雪はすぐそこまで来ているという証。今年は秋になっても暖かい日が続いていましたが、冬は着々と近づいているようです!

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