2013/09/25

第3回南千住ぶらり下町音楽祭

 日に日に秋めいてきましたね。朝晩はひんやりする事が多くなってきて、寒がりが揃っている我が家では、昨日今シーズン初のお鍋を作って食べました!

 作ったのは日本酒で具を煮る酒鍋で、食べる前に沸騰したお酒に火をつけてアルコール分を完全に飛ばします。私の大好きなドラマ「孤独のグルメ」で紹介されていたものを料理人の友人が完璧に再現していたので、作り方を教えてもらったんですが、豚しゃぶなんてもう絶品!火がかなり高く上がるので、それだけは気をつけなければいけませんが、日本酒の甘味でお肉も野菜もとっても美味しく柔らかくなります。簡単だしお勧めですよ!うちではあまりの美味しさに、この秋冬何度となくリピートするだろうと、古くなった卓上コンロを買い替えたほど!

 さて、食欲の秋もいいけれど、秋と言えばやはり芸術!今年もまた下町のあちらこちらで、いろんな音楽が演奏されます!

《 第3回 南千住ぶらり下町音楽祭 》


〈アコーディオン〉南千住駅前(第1・3・5回公演)
 アコーディオン:木下隆也
〈バロック〉   大黒湯(第2・4・6回公演)
 オーボエ:渡辺佳代子
 チェロ:山本徹
 チェンバロ:山本庸子
〈声楽〉     西光寺(第1・3・5回公演)
 ソプラノ:吉川真澄
 テノール:志田雄啓
 ピアノ:藤田朗子
〈琵琶〉     満留賀そば店(第2・4・6回公演)
 琵琶:榎本百香
〈ヴィオラ〉   南千住第二中学校(第2・4・6回公演)
 ヴィオラ:村松龍

日時:10月14日(祝)
〈第1回公演〉    12時50分~13時20分
〈第2回公演〉    13時30分~14時
〈第3回公演〉    14時40分~14時40分
〈第4回公演〉    15時~15時30分
〈第5回公演〉    15時40分~16時10分
〈第6回公演〉    16時30分~17時
会場:南千住の5会場
〈アコーディオン〉 南千住駅前ロータリー(荒川区南千住7-1)
〈バロック〉     大黒湯(荒川区南千住5-23-14)
〈声楽〉       西光寺(荒川区南千住5-16-19)
〈琵琶〉       蕎麦満留賀(荒川区南千住7丁目11-5)
〈ヴィオラ〉      南千住第二中学校(荒川区南千住7-25-1)

チケット:前売りフリーパス1800円/フリーパス2000円
1会場券1000円/ペアチケット3800円
小学生以下は無料です。
ただし定員を超える場合はチケットをお持ちの方を優先します。
チケット販売:公益財団法人 荒川区芸術文化振興財団 (03-3802-7111)
       BARBER'S SHOP AB (03-3802-2051)
       野田屋酒店森谷 (03-3801-6650)
       犬竹魚店 (03-3801-5223)
ボランティアのお問い合わせ・お申し込み:info@senju-sumidagawa.org

 例年とはシステムが変わり、公演を30分ずつの6回に分け、各会場によって奇数回と偶数回のどちらかで行われるようになりました。私が出演する声楽会場は第1・3・5回公演なので、素敵な歌声が聴きたいという方はこちらへどうぞ!声楽会場の詳しいプログラムは追ってアップします。またボランティアの方も募集しておりますので、イベント大好きな方はぜひぜひご参加ください!

2013/09/15

新しいチャレンジ!

 先日のコンサートが終わって、気がつけばもう1週間。当日はたくさんのお客様にご来場いただき、工藤あかねさんの楽しいトークのおかげもあって、とっても和やかな雰囲気でした!松平さんと工藤さんの演奏は素晴らしく、私自身もとても楽しく演奏できました!

 オペラアリアの伴奏の場合、本来ならばオーケストラが演奏するところをピアノで代奏するので、種々の楽器の音色を出すことやスケールの大きさなどを意識しつつ、ソロを引き立てることに専念します。ですが歌曲の場合は元々歌とピアノのために書かれているので、歌とピアノの関係は室内楽的になります。もちろんまったくの対等というわけではなく、あくまでソロと伴奏なのですが、テンポにしろ音色にしろ非常に敏感に影響しあいます。もしうまく息が合えば予想以上に素晴らしい結果になるし、うまくいかなかった時は悪い方に影響しあって悲惨なことになることも。

 実は私は学生の頃は歌の伴奏が苦手でした。自分で音楽をコントロールすることもできませんでしたが、相手も同じく若いので、なんだかちぐはぐなことになることが多く、何かがずれているという感覚に常につきまとわれていたからです。しかもその何かがわからなかった。でも最近は共演者にも恵まれて、少しずつ歌の伴奏の醍醐味が理解できてきて楽しくなってきました!

 伴奏を職にしているピアニストは専門分野を持っていることが多く、例えば木管楽器の伴奏はよくやるけど弦楽器の伴奏はほとんどしないというように、一つの分野のプロフェッショナルを目指すことが多いのですが、私は歌も弦も管も、バロックもクラシックも現代も、みんなみんな同じように好きで、どこか一つに的を絞れません。なんて欲張りなんだろうと思うし、やっぱり一つの分野に絞っている人に比べるとレパートリーが少なかったりもしますが、いろんなことを知って経験したいのです。その気持ちを向上心と呼ぶほど努力家ではないので、多分好奇心が強いんですね。

 そんな私の新しいチャレンジとして、今回ご一緒したソプラノ歌手の工藤あかねさんと、「タマユラ」というデュオを組むことになりました!タマユラは漢字で書くと玉響。勾玉どうしが触れ合ってたてる、かすかな音のことを指します。工藤さんと私の持っている音楽はそれぞれ別のものですが、それぞれが交差して響きあう、そういうデュオを目指したいと思っています。11月には第1回のリサイタルを開きますので、また日が近くなったら改めてお知らせいたしますね!

 写真はお昼寝中のネギさん。ヘソ天で顔を隠しながら寝ています。のんびり屋の私は新しいことにすぐに対応できなくて疲れてしまうこともありますが、この寝顔を見ると疲れも吹き飛びます!「よーし、おかーさん頑張っちゃうぞ!」と思えるのだから、自分で言うのもなんですが、安いものです!(笑)

2013/09/06

猫の歌いっぱい!

 9月に入りましたね!今年の夏は忙しいのは分かり切っていたことですが、今月も予定がいっぱいでお休みするどころではなく、あっという間にまた大学の授業が始まってしまいそうです。普通の職業に比べたら夏休み・冬休みがあるだけありがたいとは思うのですが、休みでも依頼があれば仕事を入れちゃうし、休日を自分で設定するのは案外難しいものです。よし決めた!今月中にノンストップで10時間寝る日を作ります!それで日がな一日ネギとゴロゴロします!8月は音楽祭続きでネギにも寂しい想いをさせてしまったし、これも家族サービス。(笑)

 さて、9月はまた旅行が多いのですが、その合間をぬって歌の方々との演奏会があります。しかし、忙しくてなかなか告知できずにいたら、すでに本番2日前になっていました!チケットは完売に近い状態だそうで、当日券は出ないかもしれないのですが、予約はまだ間に合うかも?ご興味のある方はぜひ問い合わせてみてください!


《 松平敬・工藤あかね デュオ・コンサート 》

ソプラノ:工藤あかね
バリトン:松平敬
ピアノ:藤田朗子

曲目:
山田耕筰/かやの木山の・この道
滝廉太郎(山田耕筰編曲)/秋の月
モーツァルト/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」
サティ/潜水人形・3つの歌曲(1916)・エンパイア劇場の歌姫
ラヴェル/ドゥルネシア姫に思いをよせるドン・キホーテ
ワーグナー/オペラ「タンホイザー」より「殿堂のアリア」・「夕星の歌」
武満徹(松平敬編曲)/三月の歌
ライヒ/クラッピング・ミュージック
ストラヴィンスキー/ふくろうと子猫ちゃん
伝ロッシーニ/猫の二重唱
高橋悠治/長谷川四郎の猫の歌
プッチーニ/オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
ヴェルディ/オペラ「椿姫」第2幕ジェルモンとヴィオレッタの場面

日時:2013年9月8日(日) 14時開演(13時半開場)
会場:ヒルサイドプラザ B1ホール
   (150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラス内)
料金:3500円(お茶とお菓子付 全席自由)
お問い合わせ:東京YWCA(03-3293-5424)・会場(当日のみ 03-3780-2029)
主催:「留学生の母親」運動を支える会

 共演のお二方とも東京芸大出身で、松平さんとは8月の秋吉台でも一緒でした。現代曲だけでなくクラシックの演奏も素晴らしい上、指揮や編曲もしてしまう多才な方です!工藤さんとは昨年6月のサティをとりあげたコンサートがご縁で「タマユラ」というデュオを組むこととなり、今回はデュオ結成後初の演奏となります。今年の11月にはタマユラとして初のコンサートも企画していて、今からいろいろ楽しみ!3人とも猫好きということで、今回はやたら猫の歌が多いですが、一番猫猫しい(?)のはロッシーニかなー。なんせ歌詞がミャアしか・・・、おっとこれ以上は実際に聴いてからのお楽しみ!