2012/05/30

クラリネットとトランペットのマリアージュ!

 気がついたらもう5月も終わり。あー、今月は本当に忙しかった!大垣での演奏会は大盛況でほとんど満席。クリニックにもたくさんの方が集まっていました!

 そして先週末は青森県弘前市にて、クラリネット奏者の横川晴児さん、トランペット奏者の関山幸弘さんと「華麗なクラリネットとトランペットの音楽祭」と題した演奏会に出演してきました!

 演奏会第1部は横川さん・関山さんと私の他、地元で活躍されているピアニストの工藤史子さんも加わり、室内楽を、第2部では弘前市吹奏楽団をバックに横川さんと関山さんが大活躍!津軽三味線奏者の笹川篁人さんをゲストに迎え、クラシックから映画音楽まで多彩なプログラムで、お客様にもとても喜んでもらえました!

 私も後半はモーツァルトのピアノ協奏曲第21番の2楽章をブラス伴奏で演奏しました。オーケストラ相手でも音量のコントロールには苦労しますが、ブラスには絶対に太刀打ちできないので、今回はちょっとだけPAを入れてもらい、ブラスの皆さんとバランスに注意しながらの演奏となりました。苦心した箇所もいくつかありますが、結果的にはとても素敵な響きになったと思います!普段ギンギンに演奏していらっしゃる市吹の皆さん、音量を落とすのはきっととっても大変だったことと思いますが、どうもありがとうございました! 

 それにしても、トランペットとクラリネットの組み合わせって、とっても珍しいんです!なぜなら音色や音量のコントロールに非常に高度な技術を求められるから。だからこの編成でのオリジナルの曲はほとんどありません。でもトランペットのスケールに対抗できる横川さん、クラリネットの繊細なアプローチに対応できる関山さんならできてしまうんですね。さすがトップアーティスト!ピアノを入れてのトリオの曲も何曲か演奏しましたが、お二方のやりとりに共演しながら聴き惚れてしまいました。実はドビュッシーがトランペット・クラリネット・バスーン・ピアノのためのソナタの構想をあたためていたのですが、残念ながら実現する前に亡くなってしまい、幻の曲となってしまいました。これがもし完成していたらどんな響きになったのかと想像するだけでも楽しいのですが、演奏はやっぱり大変だったんじゃないかなと思います。

 写真は私がいなくてもアマゾンの箱さえあればご満悦なネギさん。2週続けて2泊3日で留守にしましたが、どうってことなくいつも通りよく寝ていたようです。

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