2013/10/04

タマユラの初リサイタル! 《 憂鬱と絶望 》



 今日の関東は11月上旬の冷え込み!昨日は暑くて大学でも冷房を入れてたのに、この落差で風邪をひかないようにしないといけないですね。

 ところで、新しいデュオ「タマユラ」の初リサイタル、詳細をお知らせいたします!

《 憂鬱と絶望 》

【タマユラ】
ソプラノ:工藤あかね
ピアノ:藤田朗子

曲目:
ケージ/ソネクス2
プーランク/当たりくじ(全7曲)
ワーグナー/ヴェーゼンドンク歌曲集(全5曲)
ヴィエルヌ/憂鬱と絶望(全10曲)

日時:11月3日(日) 14時半開演(14時開場)
会場:世田谷美術館 講堂(157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2)
料金:当日3000円 予約2500円
ご予約・お問い合わせ:ナヤ・コレクティブ(03-3921-4309 平日11時-17時)
E-mail:nayac@mc.point.ne.jp
チケットオンライン:http://www.purple.dti.ne.jp/naya/tickets/
フリーダイヤルでのご予約:Confetti(0120-240-540 平日10時-18時)
※Confettiでのお取扱いの場合、チケットの支払・受け取りは、お近くのセブンイレブンになります。また、発券手数料はかかりません。

 なにやら意味深なタイトルのコンサートですが、これはヴィエルヌ作品の題名をそのままつけたものです。ヴィエルヌはフランスのオルガニスト・作曲家で、あまり知名度の高い作曲家ではありませんが、今回取り上げる「憂鬱と絶望」はヴェルレーヌの詩に作曲された10曲からなる歌曲集で、非常に美しい旋律と複雑な和声を駆使した素晴らしい作品です。実はこの曲集の楽譜はすでに絶版となっており、工藤さんが音楽大学の図書館を探してくれて、ようやく1冊だけ見つけることができました。しかも過去に貸し出された形跡がなく、もしかしたら日本初演になるかもしれない作品です!ワーグナーは今年生誕200年にあたり、世界中で取り上げられていますが、中でもしっとりとした「ヴィーゼンドンク歌曲集」を、同じく今年没後50年にあたるプーランクの「当たりくじ」は、子供を題材にした詩にプーランクらしい瀟洒なメロディが散りばめられ、ケージの「ソネクス2」は美しく澄んだ宗教的な曲の合間にとある作曲家の世俗的な作品を差し挟むという、ちょっと面白い構成になっています。

 当日は文化の日で、会場となる世田谷美術館のある砧公園は紅葉で美しく彩られていることと思います。そんな秋まっさかりの昼下がり、哀愁漂う美しい曲を堪能しにいらしてください!

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