2014/03/23

佐藤錦咲きました!

 ついこの間まで寒い日が続いていたと思ったら、あっという間に春になってしまいましたね!

 うちの庭の佐藤錦も満開で、青い空に薄いピンクが透けてとても綺麗です!桜は染井吉野が好きですが、こちらはまだあとちょっとかかりそうなので、先に佐藤錦でお花見をしています。いいですねー、桜!日本の春はやっぱりこれでなくっちゃ!

 私が通っていた芸大上野キャンパスは道路を挟んで美術学部と音楽学部に分かれているのですが、この道路が桜並木なんです。私は大学入学のために上京するまで地元の小さな桜しか見たことがなくて、「桜の花はなんだかさみしげだなー」なんて思っていたのですが、入学式の後に学食から眺めたこの桜並木の花吹雪にすっかり魅せられてしまい、一緒にいた友人が心配するくらい、いつまでもそこから動けませんでした。その時の桜はまるでピンクの牡丹雪のように後から後から降ってきて、ひどく胸が締め付けられたのを覚えています。それからは、春はできるだけ東京で過ごすようになりました。お花見の名所は人が多くてとてもゆっくり見る気になれないので、大抵は近所の公園とか川沿いの並木道を散歩するくらいですが、どんなに忙しくても春には桜を堪能するだけの時間を作ります。留学の間はこれができない年もあって、本当にさみしかった。帰国する時は周りの友人から「日本よりフランスの方が絶対に音楽環境はいいよ!」と何度も言われましたが、毎年桜を見られるというだけでも、帰ってきた甲斐があったというものです。

 今年も大学の授業が始まる前に、一日はゆっくりと桜を眺める日を作る予定です。まずは近所のお稲荷さんの立派な染井吉野さん達の勇姿を眺めにいきます!

7 件のコメント:

  1. 一か月ぶりのブログに一人目のアクセスとなりました。
    こんなことが嬉しいのかなぁ。

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    1. こんにちは!

      あまり更新できずにいるのですが、
      いつも見てくださっているのですね。
      どうもありがとうございます!

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  2. 21日の上野公園は肌寒く、例のお花見ロードには緋桜のみで、それでもお花見をする若い人達やTVの取材クルーも。
    でも、リポーターの女性はミニスカートで震えていました。

    フランスには桜並木ってありましたっけ?ワシントンには有名なのがあるけれど、どうでしたか?

    桜はね、幻惑されますね。あの花吹雪の下にいると。
    結構、危ない美しさという気が致します。

    5月4日のユリホールでの公演! 僕の地元です。美恵さん関連でこのホールには何度も。
    橋本さんとのDuoも久しぶりだから、ぜひ、伺わないと。
    昭和音大は管の学生が一番多いから、橋本さんの演奏もとても参考になると思います。
    今回は美恵さんの引きですか?

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    1. この時期にミニスカート、考えただけで寒そうです!私達も肩の出るドレスで寒い思いをすることもありますが、屋外は滅多にないので、まだマシなのかも。

      フランスには西洋桜がありますが、染井吉野は見かけませんでした。パリの植物園に日本の桜があると聞いて探しに行ったこともありますが、見つけられず。ワシントンの桜並木は有名ですよね!海外の方がどんな心持で桜を眺めるのか、実際に見てみたいものです。

      5月4日の公演は、昭和音大のアートマネージメントを専攻している学生さんの企画です。今回企画を出してくれたのは、ずっと前に三重で出演したコンサートを聴きにきてくれていた方で、その時の演奏が印象に残っていたのだとか。いま大学生ということは、当時は中学生だったのかな?そういう方が覚えていてくれるのはとっても嬉しいです!

      Daisukeさんは昭和音大の近くに住んでいらっしゃるのですか?実は一度神保町でお見かけしたことがあって、神田方面にお住まいなのかと思っていました。5月4日、もしご都合がよろしかったら聴きにいらしてください!

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    2. 女性の音楽家の方々の肩出しドレスについては演奏のしやすさ、音響的な意味においては有利なのです。
      ドレスの素材は化繊よりも天然素材のもの、その中でも絹のドレスが一番いい音がするのです。

      でも、さらに、それよりもいい音がする服は、、、

      人間の肌です。すなわち、何も着ないこと。

      これが音響的には最高の条件なのですが、そんなことは法律的にも道徳的にも実現するはずもなく、(笑)せめて肩や腕だけでも露出させている女性音楽家は、燕尾服やスーツ姿の男性音楽家より有利なのですよ。
      男性の音楽家の方々も堅苦しい服を脱ぎ捨て、タンクトップで演奏なさったら、もうちょっと音が伸びやかになるかも。(笑)

      そもそも、女性のドレスについては音楽家に限らず、ヨーロッパの長い女性蔑視の歴史、女性を性の対象としてしか見ないという伝統の歴史が深く関係しているので、簡単には語れないのだけれども。。。

      そうですか。フランスにはソメイヨシノの桜並木はありませんか。
      あれだけ、アジア好き、日本好きのお国柄でも、日本をイメージする時に欠かせない桜を満喫できるところはないのですね。

      あれ、まだ、僕の住んでいる所のお話しはしたことありませんでしたっけ?
      最寄りの駅前にあるのです。昭和音大は。
      家からは歩いて20分ぐらい。
      だから、しょっちゅう、美恵さん関連や学生さんのコンサートでユリホールには伺っています。

      神保町はごたぶんにもれず、音楽関係や映画関係の古本をあさりに時々伺います。
      それから、大好きなSPレコードをあさりに、老舗富士レコード社にも良く伺います。
      SPレコードには、ご存知でしょうが、ラフマニノフの自作自演盤やコルトーの録音、マダム・ロンの録音、そして、僕が一番上手いと勝手に思っている(笑)ホフマンの録音が数多く残されているので、聴いていて飽きない世界です。
      CDにトランスファーしたものでもいいのだけれど、やっぱり、違って聴こえるので、面倒くさいけれどレコードで。

      4日はぜひ伺いたい! 藤田さんにも会いたい! のだけれど、まだ連休中の予定が立たないのです。すみません。。。
      でも、チケットだけは今日、窓口で購入して置きます。
      こうやって、自分を追い込んで置くと、不思議と行けるようになるもので。(笑)

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  3. 日本経済新聞という文系サラリーパーソンの多くが読む新聞があります。その3月23日朝刊の最後のページに、「ピアニスト」
    と題するエッセイがありました。ちょっとした問題提起だと思うので、ぜひ感想を聞きたいのですが。

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  4. 書き忘れました。良くして頂いている知り合いの元大学教授のお宅でイェルク・デームスさんのコンサートがあります。4月20日の15時から。場所は小平市です。藤田さんの所からはちょっと遠いけれど、御大デームス先生、齢80才優に超えていらっしゃるので、聴き逃すともう聴けないかも知れません。部屋は普通のお部屋ですが、ピアノはベーゼンドルファーのセミ・グランド。席によってはデームスさんまで1.5mぐらいの至近で聴かせて頂けます。無料で聴いて頂けますので、ご興味があれば、メールでご連絡下さい。

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