2011/09/20

スタンバイオーケー

 妹のところのセロはネギにおとらず食いしん坊で、食べ物がかかっていることに対してはものすごく真剣です。

 誰かが料理を始めると必ず台所の横でスタンバイするセロ。晩御飯は家族が食べ終わってからあげるので、料理するところからだとかなり長い時間待たなくてはいけないのですが、それでも平気。ご飯のためならどこまでも頑張れるセロ。トマトやレタスも大好きな彼は、冷蔵庫から何か出す度に「もしかして・・・」と淡い期待を込めて見つめるため、私なんかはその視線に耐えられなくなって「あげてもいい?」と妹に聞いてみるのですが、大抵は「ダメ」と言われておしまいです。それでも見つめ続けるセロ。気がつかない振りをする妹。板挟みの私・・・。妹宅ではそんなドラマが毎晩繰り広げられているのです。

 写真は居住まい正してご飯を待つセロさん。右手は彼が入ってはいけないと躾けられている台所で、いつも居間との境界線ギリギリのところに陣取ります。そこには黒いスピーカーがあるので、それをバックにするとダークブラウンのセロはまるで闇に溶け込んだ忍者のよう。

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