2010/06/18

初合わせ

 今日は22日の演奏会の初合わせでした。学生の頃は本番までに何度も合わせの時間をとって、1ヶ月以上前から一緒に練習するのも当たり前でしたが、今では大体の場合事前の合わせは2回で済ませます。なので、1回目の合わせでは自分のパートは完璧、相手のパートもほぼ把握していて、お互いの呼吸や音楽の方向性を確認するくらいしかしません。そして2回目までに調整して、あとは本番前のステージリハーサルで響きやバランスをチェックします。どんなに経験豊富な演奏家でも本番では緊張するし、あらかじめ約束していたことがすっとんでしまうときもあるので、事前にあんまり細かいことは決めません。その都度相手の呼吸を読みながら、リードする時もあれば助けてもらうこともあって、室内楽はその丁々発止が楽しいんです!

 現代曲の演奏会では、合わせがしたくてもできない、なんてこともあります。その一番の原因は新作の出来上がりが遅いこと。7月5日の演奏会も例外ではありません。ようやく昨日ピアノソロの作品が1曲届きました。大体作曲家と演奏家が知り合いの場合、作曲家は「これくらいの時間があれば譜読みできるだろう」と計算しながら締め切りをオーバーしてくるのですが、その目論見が外れることもあるわけで、早く楽譜くださいっ!!!

 写真は7月5日の演奏会で使う小道具。現代音楽を演奏していると結構吹くことあります、ホイッスル。

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