2010/07/08

書の本

 先日演奏会を聴きに来てくださった方から、「書の宇宙」という本をいただきました!明治前後の歴史上の偉人や書家の書を集めたその本には、眺めているだけで楽しくなったり「これは何て読むんだろう?」と考え込む様なものもあって、とっても面白い!プレゼントしてくださった方は音楽関係の方ではなく、「普通の人が現代音楽を聴いたときの感想と同じ気分になるでしょう。」と言っていらっしゃいましたが、確かにそうかもしれません。

 例えばダンスでも絵画でも、現代のものは難しかったりヘンテコだったり、普通の感覚から逸脱したものが多いように感じます。それはすでに偉大な先人達が普通に心地良いと思えるものをたくさん作ってしまっていて、創作する側としては今までにないものを作らなくてはならないという立場上、どうしようもないことなのかもしれません。でもそういう新しいものも拒絶せずによくよく見てみると、そこには普段とは違うまた別の面白さがあって、最初から拒絶している人達には見つけられない世界が広がっています。だから頭ごなしに否定するのではなく、なんでも一度試してみることが大事だと思うのです。

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