2010/04/03

個人的ブラームスイヤー

 今年はショパンとシューマンの生誕200年にあたります。他にマーラーが生誕150年、武満徹が生誕80年、ブーレーズが85歳を迎える年でもあり、アニバーサリーイヤーでクローズアップされた作曲家の作品が取り上げられる機会が増えます。そんな中、個人的にはブラームスイヤーの予感。

 ここ数年の演奏曲目を振り返ると、私の意志とは関係なく一人の作曲家の曲を演奏する機会が集中する時期があり、今年はなぜかブラームスを中心としたドイツものが多い気がします。今弾いているのはブラームスのドイツレクイエム。これはソプラノ・バリトンソロとオーケストラ・合唱による宗教曲で、このオケ部分をピアノ用に編曲したものを練習しているのですが、全部で約70分もあり譜読みも一苦労です。でも素晴らしい曲!ここのところ演奏していた最晩年の曲に比べると、若くエネルギッシュで、ちょうど私と同じくらいの年齢に書き上げられた作品に共感する部分がたくさんあります。
 
 仕事が忙しい時期には、自分のために練習する時間がなかなかとれないのですが、今年は時間を作ってブラームスのピアノソロのさらい直しと、できれば歌曲の研究をしたいと思います。

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